第1話 ページ1
今の季節にそぐわぬ思いを抱いてしまった。
息も白くなり始めようかというのに、まるで新芽が顔を出すかのような暖かい想い。
桑「主、白菜沢山採れたよぉ」
貴「豊作だね。
今夜はこれで鍋でもしようか」
桑「うん!」
その笑顔を見るだけで私は天に昇りそうになる。
ずっと見続けていたい。
蜻蛉「桑名!これも運べばいいか?」
桑「はい!お願いします!」
走っていく彼について行き、今日の収穫物を見た。
蜻蛉「主、見てくだされ!
今年の白菜は豊作ですぞ」
貴「すごい量…!
消費できるかなぁ」
桑「大丈夫だよ。
最悪余ったらおすそ分けしに行こう」
貴「そうだね」
桑名さんは近くにあった白菜をバリッ!と2つに割った。
桑「はい、今年の最初の一口は主に」
差し出された白菜の葉を一口。
貴「美味しい…!」
桑「蜻蛉切様もどうぞ」
蜻蛉「おぉ、すまんな」
3人でシャクシャクと白菜を食べる姿は滑稽だっただろう。
貴「私にもなにか手伝わせて」
桑「ほんと?
助かるよ」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます!! 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
杜 - 桑名とのやり取りがとっても尊かったです!! でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2023年11月22日 22時