第4話 ページ4
コ「いやぁ、やっぱあの店はええな！」
ゾ「……」
コ「どしたん、まだ抜き足りひんか？」
ゾ「単純に眠い」
コ「そらそーか！もう日付変わっとるもんな」
あーぁ、と大きくあくびし、数回瞬きした。
…ん？
俺は目を擦り、また瞬きした。
コ「どうしたん」
ゾ「…あれ」
指さす先には、一人の女性が
その女性は俺達を見ると、手に持っていたカバンを落とした。
コ「えっ、嘘やろ！？」
女性はタッタッタッと走り、俺達に飛びついた。
この香り…久しぶりだ…
貴「ゾムちゃん、コネちゃん！」
ずっと想い続けていた人と再会した。
場所が場所だったため、近くの公園にとりあえず移動した。
コ「ほんまにAか！？」
貴「うん、久しぶり」
コ「わっはは！Aや！Aやー！」
コネシマがAを抱き締めてぴょんぴょん跳ねた。
コ「お前連絡もよこさんと既読無視しやがって！
めちゃくちゃ心配しててんぞ俺ら！！
何年も何年も待たせやがって！何してたん！」
貴「ごめんな。
いろいろあってん」
コ「そっか。
で、どうや？夫婦生活！」
するのAはちらっと俺の方を見た。
貴「…幸せやよ」
コ「はーーーーーー羨ましっ！
このやろ！」
貴「やだ！ちょっともーやめてーやコネちゃん！」
Aの肩を組み、頭をわしゃわしゃさせるコネシマ。
ゾ「お前、なんでこの時間にここにおんねや。
はよ家帰ったほうがええやろ」
貴「…今日は帰ってこーへんねん、あの人。
だから私も、人生初の夜遊びしようと思って…」
ゾ「だからってあんなとこ歩いてたら危険やん。
俺が送ってったるから帰るで」
貴「いやや！」
Aは首を大きく振った。
貴「ゾムちゃんは私に会えて嬉しないん？！」
ゾ「嬉しいけど…」
貴「ならなんでそんな素っ気ないん？
目も見てくれへんやん」
見れるわけないやん。
だって、
貴「ゾムちゃん、私を見て」
数年ぶりに再会したお前を見ると、溜まりに溜まった感情が抑えられんくなる。
好きでいるのが当たり前になってまって、会えないんだからって心に示しがつき始めてたのに
お前の目を見ると、全部奪いたくなってまうんや。
俺はフードを深くかぶり、顔を逸らした。
貴「…変わったね、ゾムちゃん」
その言葉が心を貫いた。
貴「私帰るわ。
元気でね」
足音が遠ざかり、顔を上げるとAの姿は消えていた。
コ「ゾム…」
ゾ「帰るで、シッマ」
目の前が、真っ暗や
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(^о^)@ｱｲﾁｬﾝ… - 非公開とか泣く (2018年10月14日 22時) (
レス) id: 3b2ee4d8be (このIDを非表示/違反報告)
Hono(°∀。)(プロフ) - 凄くこのシリーズ好きやったけど…非公開は辛いな…でも、この作者になんかしらの事があったんやろな…悲しいけど、仕方がない事やな… (2018年10月14日 3時) (レス) id: 66e384ca53 (このIDを非表示/違反報告)
はるまろ(プロフ) - 凄くこのシリーズが大好きで、非公開になってしまったら悲しいです（泣）ほんとに大好きなんです… (2018年10月14日 2時) (レス) id: 51f26c8edc (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！もう皆様のコメントのおかげでスランプでもお話がかけているようなものです... (2018年10月13日 16時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 初コメ失礼します!!私このシリーズすごく好きで、最推しのゾムとか最高すぎました(語彙力の無さ)これからも更新楽しみにしてます！ (2018年10月13日 15時) (レス) id: d5cb3b5822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2018年10月10日 5時
