第15話 学者の夢 ページ15
その日から私は悪夢にうなされるようになった。
真夜中に叫び、飛び起きる日々。
夢の内容はゾムさんと野宿した日に見たのと同じ。
いつしか私は夢に振り回され、寝不足になってしまった。
ロ「A、A」
貴「んえ」
エ「ご飯、盛大にこぼしてますけど…」
貴「あぁ、ごめんなさい…」
はぁ…と頭を抱えると、ロボさんが心配そうに「大丈夫か？」と言ってくれた。
貴「なんか最近眠れなくて…」
エ「寝れないって、仕事とかですか？」
貴「実は」
私は2人に夢のことを話した。
エ「毎日同じ夢、ですか」
ロ「そんなん見飽きん？」
貴「夢というか、なんかリアルなんです…
誰かの記憶を覗いているような感覚で」
エ「興味深いですね」
コ「ロボロ！エーミール！A！」
トタトタと食堂に走って入ってきたのは、新聞紙を持ったコネさんだった。
ロ「どしたん」
コ「これ！」
新聞紙を広げると、そこには大きな写真がドドンと乗っていた。
コ「先月ひとつの国が丸々滅んだって事件あったやろ？！」
エ「ありましたね」
コ「生存者０人やったと思ったら、なんと1人だけおったらしいんよ！」
ロ「まじか！」
コ「その生存者曰く、国を滅ぼしたんは1人の女やったと！
そしてその女には大きな翼、ゴツゴツした尻尾、尖った耳が生えてたそうや。
頭には角も生えとったと！」
ロ「なんやその話」
エ「信憑性に欠けますが…」
コ「まぁ半信半疑ってとこやな。
国が滅んだショックで幻覚を見た可能性もあるって言うてたし」
私は新聞紙の写真を見て目を見開いた。
その瞬間、目の前がザザッと歪んだ。
貴「っく…」
コ「A？」
この場所…
貴「な、なんだろう…
私…何か知ってる気がする…」
ロ「え？」
エ「まさか、この事件の関係者とかですか？」
貴「分からない…思い出せない…」
喉元まで来てるのに…気持ち悪い…
コ「でも、Aが来たのも先月やんな？
まさかとは思わんが、Aも生存者か？」
ロ「時期的には事件と合うけど、そんなわけないやろ」
エ「仮に生存者だったとしたら、何故黙っているんですか？」
コ「ショックで言えんかったとか」
エ「それならトラウマになるはずです。
彼女を見てるとそんな気はしません」
コ「お前Aのことずっと見とるんか？」
エ「ちっ！？違いますよ！？
そう言う意味じゃなくてですね！？」
おかしいな…
ほんとに分からん…
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華ヶ崎レオ(プロフ) - クロカさん» ありがとうございます！エミさんの気持ちもわかりますね。これからもよろしくお願いします。 (2018年9月24日 19時) (
レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
クロカ(プロフ) - ゆ、夢主ちゃん……かっこいいぃ(*ﾉωﾉ) 普段めっちゃ可愛いのに、急にSになるとか……ギャップがものすごくいいですね！！好きです！！ これからの、展開が凄く気になります！応援してます！！('◇')ゞ (2018年9月24日 17時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年9月24日 13時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
紺狐(ユウ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月24日 8時) (レス) id: 6446cf17af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
