第1話 生物学者 ページ1
【トントン】
ト「あっ」
書類を運んでいると、中庭に誰かが佇んでいた。
軍服の上に白い白衣を着けた女性。
先月入ってきた生物学者、Aだ。
ト「何してんねやろ」
すると、大きな翼の音と共に大きめのドラゴンが降りてきた。
ト「…びっくりした…」
ドラゴンはAの前に降り立ち、顔を下げた。
Aは両手を伸ばし、ドラゴンに頬擦りした。
まだ慣れんな、この光景。
彼女は生物学者でも、“異”生物を取り扱う学者だ。
ドラゴンは再び羽ばたき、中庭を去った。
彼女は手を振り、城内へ。
ト「…俺、いつか食われんやろか」
痩せよかな…
ト「グル氏〜はいこれ」
グ「…」
椅子に座って新聞を読む彼に、書類の山を突きつけた。
グ「なんだこれは」
ト「ぜぇーんぶやっといたから、確認してハンコ押しといてな？」
グ「え、これをか？」
ト「当たり前やん。
クズ先生とチワワとポメラニアンの溜まりきった仕事を確認すんのもあんたの仕事のうちやで」
グ「…」
ト「やるよ、な？」
グ「はい、やります」
グル氏は新聞を置き、書類1枚1枚ハンコを押していった。
俺はグル氏の置いた新聞をひらいた。
ト「…先月の国が滅んだってやつ、まだ犯人分かってへんのや」
グ「そのようやな」
新聞には悲惨な写真。
先月、何者かによってひとつの国が滅んだ。
ここからもそう遠くない国だ。
ト「どうせ戦争で負けたんやろ？」
グ「それが違うらしい」
ト「は？」
グ「戦争ならそれなりの証拠がある。
疎開した国民や、逃げ延びたやつらとかな。
だがその事件はその国の住民ほぼ全滅だそうだ」
ト「なんやて？」
グ「しかもその事件の犯人は、1人だそうだ」
グル氏は興奮に満ち溢れた目をして、人差し指を立てた。
ト「えぇ！？1人！？
1人で国を潰したん！？」
グ「そうだ！すごいだろう！！」
ガタンと席を立ち、両手を広げて笑う彼。
？「グル総統〜」
ガチャ、と扉が開き、あの生物学者が入ってきた。
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女性用軍服はタイトスカートに黒のヒールだと俺得です。
あとマンちゃんみたいなちっちゃい帽子付けてたら加点+114514点です。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - クロカさん» ありがとうございます！エミさんの気持ちもわかりますね。これからもよろしくお願いします。 (2018年9月24日 19時) (
レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
クロカ(プロフ) - ゆ、夢主ちゃん……かっこいいぃ(*ﾉωﾉ) 普段めっちゃ可愛いのに、急にSになるとか……ギャップがものすごくいいですね！！好きです！！ これからの、展開が凄く気になります！応援してます！！('◇')ゞ (2018年9月24日 17時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年9月24日 13時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
紺狐(ユウ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月24日 8時) (レス) id: 6446cf17af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
