【A3!】だらりと垂れた、充電コード (ページ7)

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7ボルトページ7

左京さんがパズルを完成させた後、私はバイトに向かった。

今日のバイトは…あ、友達からのヘルプだったな。

貴「ここか」

チリンチリン、と軽いベルの音を鳴らしながらドアが開いた。

「お嬢様1名お帰りで～す！」

「「お帰りなさいませ、お嬢様！」」

貴「…は？」

目の前に広がるのは、メイド服を着た美少女や美人さんが私に向かって頭を下げているところ。

…私は、カフェと聞いていたんだが

「あ、Aじゃん！
こっちこっち！」

友達に手招きされ、裏まで連れてこられた。

貴「おい貴様どういうことだ」

「言ったとおり、カフェだお」

貴「だお、じゃねぇよ。
カフェはカフェでもメイドカフェじゃねぇか」

「そうだよ」

貴「こんな話じゃないだろう」

「でもOKしてくれたやん」

貴「…まあ」

「衣装もあるで、ねぇさん」

ザッ、と両手に持つは新品のフリフリメイド服。

「ほら、着ろや」

OKしてしまったからには、仕方ない。

私はしぶしぶ制服を受け取った。

ー10分後ー

貴「はい、どうだ」

「よきよき～！
可愛いよぉ～怪力ゴリラとは思えん可愛さよぉ～」

貴「誰が怪力ゴリラだ」

「んで、Aちんの最初のお仕事ね～」

と、手渡されたのはこのお店の手持ち看板。

「これ持って、お店の前でお客様を呼び込んでね」

貴「1人で？」

「いやうちも行く。
それと演技もよろぴく」

貴「えっ」

「だからAを選んだんだよ。
演技が上手いから」

やられた…

「ほらほら行くお～
ご主人様とお嬢様迎えに行くお～」

貴「その〇〇お～ってやめろ！
それと背中を押すな！」

「私ここではおっとり妹キャラだから」

貴「気持ち悪！！」

「うるせぇ仕事なんだよ」

…メイドさんって大変だな