37ボルト ページ37
貴「そろそろ部屋戻ります」
至「あれ、もう？」
貴「もうって、3時過ぎですよ」
あくびをしながら目を擦り、ぐぐっと伸びた。
至「A明日バイトは？」
貴「休みです」
至「ならいいじゃん」
貴「至さんは仕事でしょう。
早く寝ないとダメですよ」
至「はいはい」
ソファーから立ち上がると、至さんはコントローラーを置いた。
至「こんなこと聞くのもあれなんだけどさ、嫌な気分にさせたらごめんね」
貴「なんですか？」
至「男にひどいことされたのに、嫌だなとか思わないの？」
貴「…男だらけの環境には慣れてますから」
至「ふーん…
変なこと聞いてごめん」
貴「いいえ」
至「ちゃんと寝るんだよ」
貴「至さんも。
ストレス発散に付き合ってくれてありがとうございました」
至「いつでもおいで」
パタン、と扉を閉め、中庭に出た。
カエルの鳴き声や、少ないがスズムシの声も聞こえる。
確かに、心にポッカリと空いた穴は至さんのおかげで塞がった。
トラウマや恐怖心などは一切感じない。
貴「きっと、ここのみんなを信じてるからなんだろうな」
自室に戻り、ゆっくり扉を閉めた。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - クレイジー蜜柑★さん» ありがとうございます(*´-`*)頑張ります！！ (2017年8月5日 10時) (
レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
クレイジー蜜柑★(プロフ) - この作品凄く面白くて好きです！いつも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年8月5日 2時) (レス) id: 64693996aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年7月29日 14時
