【A3!】だらりと垂れた、充電コード (ページ15)

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15ボルトページ15

貴「ふぃー、飲んだ飲んだ」

左「そろそろお開きにするか」

臣「そうですね。
おーい監督～、起きろ～」

監「うぅ…頭痛い…」

貴「飲みすぎだよ、ほらお水」

監「ん…」

空の缶をゴミ袋に入れ、口を縛った。

丞「酒臭いから換気するぞ」

東「丞、網戸締めないと虫が入るよ？」

丞「あぁそうか…」

紬「Aさん、そのゴミ俺が片付けますよ」

貴「ううん、大丈夫ですよ」

紬「じゃあビンの方持ちます」

ゴミを捨てるため、紬さんとごみ捨て場に向かった。

紬「みんな結構飲みましたね～」

貴「先月より少し多い感じですね」

紬「臣くんのおつまみが美味しいから、お酒が進んじゃうんですよね」

貴「わかります」

ゴミ捨て場にゴミを捨て、寮に帰った。

紬「それにしても、Aさんお酒強いですね」

貴「いや、今日はあまり飲まなかっただけですよ。
紬さんはすぐ顔が赤くなるんですね」

紬「まぁ…」

貴「今も真っ赤ですよ」

紬さんは両手で頬を包み、えへへと笑った。

貴「じゃあ、また明日。
おやすみなさい」

紬「おやすみなさい」

パタン、と自室のドアを閉め、ベッドにダイブした。

今日はあまり飲まなかった、というのは嘘。

実はかなり飲んだ。

紬さんの前で平静を保てるのがやっとのとこまで飲んだ。

顔に出ないだけなんですよ…

貴「明日バイトなくてよかった…」

私はそのまま眠った。