第33話 ページ33
幸「お前と姉さんが両想いだってのは薄々気づいてた」
太「…え?!」
幸「俺に隠せると思った?」
ズズ、と赤くなった鼻をすすり、横目で太一を見た。
幸「けど、姉さんとっても幸せそうだった。
ありがとう」
太「幸ちゃん…」
幸「戻ろう」
病室に戻ると、姉さんの顔に白い布が掛けられていた。
母「幸、お姉ちゃんとお別れして」
幸「うん」
俺は姉さんの手を握り、ただ一言、ありがとう。とだけ言った。
そこからは、よく覚えていない。
ただ、病院から出てきた俺をMANKAIカンパニーのみんなが迎えに来てくれたことだけしか覚えてなかった。
寮に戻り、夕飯も喉を通らなかったため、そのまま部屋で横になった。
その時、コンコンとドアがノックされた。
幸「誰?」
太「幸ちゃん、起きてるッスか?」
幸「太一…」
太「幸ちゃんに、伝えなきゃいけないことがあるんス」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - みこはんさん» ありがとうございます!とっっっても嬉しいです!初めはこんな結末じゃなかったので、大丈夫かなと心配でしたがそう言っていただけて安心しました!(*´-`*) (2017年8月1日 0時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
みこはん(プロフ) - 何回見ても泣けます(´;ω;`)たった36話でここまで中身の濃い小説はなかなか見ないので凄いと思いました!次の作品も楽しみにしてます。 (2017年8月1日 0時) (レス) id: af3c32f75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2017年7月17日 22時