【ヒロアカ】ヒーローって２ (ページ16)

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第16話作戦ページ16

長い一日が終わり、家に帰った。

貴「ただいま」

お「ただいま～」

貴「疲れた…」

お「お疲れ様。」

明日はやっと学校が休みだ。

長かった…

お「Aちゃん、背中見せてくれん？」

貴「え？う、うん」

私は制服を脱ぎ、お茶子ちゃんに背を向けた。

お「……やっぱ、おっきいね」

貴「いいのいいの。
私は逆に誇りに思ってるから。」

それに全然痛くないし、と部屋着に着替えた。

お「あんさ、」

貴「ん？」

お「Aちゃんのお父さんも、敵(ヴィラン)に操られとるって言ってたよね。」

貴「うん」

お「…早くしないと、手遅れになるってことも」

貴「うん、そうだね」

お茶子ちゃんは私の肩に手を置いた。

お「明日、Aちゃんのお父さんを探しに行こ」

貴「え？」

お「ケリ、つけよーや！」

貴「でもお茶子ちゃんを傷つけるわけには……！！」

お「大丈夫！
傷なんて付いてなんぼ！」

そう微笑むお茶子ちゃん。

お「でも私達だけじゃきっとダメだね。
出久くんと爆豪くんも連れていこう！」

貴「い、いいのかな…」

お「きっと来てくれるよ。
だって私達、ヒーローだもん！」

ヒーロー

その言葉で全て感動してる私って、単純だなぁ…

貴「……うん…！」

お茶子ちゃんは出久くんに『明日、Aちゃんのお父さん探しをします。
きっと戦うことになるだろうから、来てくれたら嬉しいな。
もし来てくれるなら、爆豪くんも誘ってくれない？
朝の10時、駅前公園集合で。』とメールを送った。

私はお茶子ちゃんにお父さんのことを伝えた。

貴「お父さんの“個性”は、手持ちの日本刀で何でも斬ってしまうものだよ。
それは人間も空気もコンクリートもなんでも一刀両断してしまう。
そして動きが凄く早いから気をつけて。」

お「わかった。」

貴「例え日本刀を奪っても、手刀で攻撃してくるから。
日本刀よりそっちのが厄介じゃないかな。」

お「了解！」

ヴー、ヴー、とお茶子ちゃんのケータイがなった。

お「……あ、デクくんからだ。
『分かった、かっちゃんにも伝えとくね』だって。」

貴「よし、この事は明日2人に伝える。
今日は明日に備えてゆっくり寝よう」

お「そやね。
あ、もう1人戦力になりそうな人思いついた！」

貴「え？誰？」

お「ふふふ、一応メールしとくね。」

私は少し笑って頷いた。

もし、もしこれでおとさんも解放出来たら…

私は……