【ツイステ】どうか、僕を手放して 2 (ページ16)

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第47話ページ16

そして一日が終わり、

貴「終わったぁ…」

エ「帰ろ帰ろー」

カバンを持って教室を出ようとすると、誰かが走ってくる足音が聞こえてきた。

デュ「な、なんだ？！」

バタン！と扉が開かれ、現れたのは息を切らしたフロイド先輩だった。

エ「フロイド先輩？なんで1年の教室に」

フロ「小エビちゃん！来て！」

貴「えっ、ちょっ！」

腕を引っ張られ、そのまま連れ去られた。

貴「どうしたんですか先輩…」

フロ「これ渡したくて。
ジェイドより先に」

差し出されたのは1枚のチケット。

そこには『モストロラウンジ一夜限りのパーティ招待券』と書かれていた。

フロ「この前ラウンジの一般開放日にドリンクの景品としてあったチケット取ってきた。
小エビちゃんに来て欲しくて」

貴「僕に？」

フロ「一般の人も来るから魔法解いて参加出来るよ」

チケットを受けとり、裏を見るとドレスコードの文字が。

貴「僕、ドレスコードの服持ってないです…」

フロ「来てくれるなら俺が何とかする」

貴「パーティってそんな大層な…」

フロ「大丈夫」

お願い、来て？とフロイド先輩は首を傾げた。

貴「…分かりました」

この時私はもっと良くチケットを見ておけば良かった。

気が付かなかったんだ。

ダンスがあるなんて…