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第42話 モストロラウンジ ページ11

玄関がノックされ、ガチャっと開いた。


エ「よっ、来たぜ」

デュ「早く行こう、腹ぺこなんだ」

貴「うん」

グリ「オレ様も腹ぺこなんだゾ!」


4人で談笑しながらモストロラウンジに向かった。

涼しい風が時を停めている様なそんな感じがした。






エ「何飲むー?」

デュ「僕はソーダで。
Aとグリムは?」

貴「僕烏龍茶」

グリ「オレンジジュース!」

エ「じゃあ俺アップルティー!
すみませーん!」


店員に注文し終え、私から話し始めた。


貴「レンジが壊れたって言ってたけど、なんで?」

デュ「トレイ先輩が残り物のホットパイを温めようとしたらうんともすんとも言わなくなったんだ」

エ「しかもうち、オーブンは沢山あるくせにレンジは1個しかなくてさぁ。
それが壊れたからもう大変」

貴「1個しかないの?」

エ「タイミング悪く、2個目発注してる最中だったらしいよ」

グリ「そんな偶然あるんだな。
なんか悪いことが起きる前兆なんじゃねーのか?」

フロ「うんうん、それで?」

グリ「例えば変なことに絡まれたり…」

ジェ「それから?」

グリ「それから……ギャ!」


グリムはまた驚いて飛び跳ねた。

初めから気づいていた私達は大きく笑った。


フロ「飲み物持ってきてやったのに驚かれるっていい気しね〜」

ジェ「まぁまぁ、いいではありませんか」


目の前に飲み物が置かれた。

ジェイド先輩は軽く頭を下げ、フロイド先輩は手を振って去っていった。

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2023年5月17日 20時

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