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第26話 ページ26
貴「先輩、今日グリムいないんです。
よかったらうち来ませんか？」
フロ「いいの？」
私は首を縦に振り、先輩の手を握った。
貴「先お風呂入っちゃいますね。
ゆっくりしててください」
フロ「うん」
疲れた体に熱いお湯を流す。
湯船に浸かって息を吐くと、心まで洗われた感じがする。
先輩に伝えよう。
私の気持ち。
貴「先輩、次どうぞ」
フロ「はーい」
とりあえず明日の学校の用意を済ませ、先輩が出るまでソワソワしながら待った。
フロ「出たよぉ」
貴「あ、はい」
異様にドキドキする胸を抑えながらベッドに座った。
フロ「今日疲れたね」
貴「そうですね」
フロ「あ、小エビちゃん髪乾かして〜」
貴「いいですよ」
手元にあったドライヤーでフロイド先輩の髪の毛を優しく乾かした。
先輩髪の毛サラサラだなぁ。
人魚だから水捌けいいのかな？
貴「はい、おしまい」
フロ「ありがと。
じゃあ今度俺がやるね」
貴「え？私もう乾かしちゃいましたよ」
フロ「いーの」
既に乾いた髪を冷風でドライヤーするフロイド先輩。
気持ちいい…
フロ「小エビちゃんって髪の毛サラサラだね」
貴「一応気使ってますから」
フロ「俺小エビちゃんの髪の毛好きだなぁ。
ゆらゆらしててイソギンチャクみたい」
貴「イソギンチャク…」
イソギンチャクかぁ。
頭から生やされてるやつ、いたなぁ…
フロ「はいおしまーい」
貴「ありがとうございます」
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年4月16日 17時
