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貴「なに…これ…」
目に飛び込んできた光景は、あまりにも酷く衝撃的だった。
大勢の人魚が倒れている。
逃げ遅れたのか子供を抱えたものまでいた。
思わず口元を覆い、這い出てくるものを押えた。
貴「うぅ…」
フロ「小エビちゃん落ち着いて」
ジェ「宮殿へ行きましょう」
中は静かで暗かった。
貴「母様…？」
母様を探すがどこにもいない。
フロ「小エビちゃんこっち」
フロイドが手招きする方へ泳ぎ、柱の影から顔を覗かせた。
母「それで、要求はなんじゃ」
貴「母様だ…」
王座に座る母様の前に知らない人魚兵が立っている。
もしかしてあれが敵国の…
「もう分かっているであろう。
お前たちは負けたのだ」
母「負けてなどおらぬわ。
わらわを殺しても氷雪の人魚は絶滅しない」
「減らず口を叩くのもそれまでだ」
その時、兵士が剣を振り母様の胸を突き刺した。
貴「かあっ！！！」
ジェ「しっ！」
後ろから口を塞がれてジェイドが私を抱きしめた。
ジェ「今は耐えるんです、今は…」
貴「ーー！」
敵国の兵士が消えた後、母様に駆け寄った。
もう、これじゃ助けられない。
貴「母様…」
母「…面を見せるなと…申した…はず…
なぜ帰った…」
貴「母様が魔法を使わなかったから」
母「そうか…」
母様は虚ろな目をしたたまま笑った。
母「お主は本当に…言うこと…きけない…子じゃ…」
貴「母様…」
母「どうか…母を許し」
目を開けたまま、母様は息を引き取った。
私は声が枯れるまで泣き叫んだ。
私は失敗作。
何も出来ない、何も使えないただの失敗作。
ただの、
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華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» オクタ監からしか得られない栄養がありますからねぇ… こちらこそありがとうございます！今後ともご贔屓に(*´ω`*) (2023年4月5日 20時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ジェイ監尊いですよねつかオクタ監はすべて尊い。素敵な作品ありがとうございました‼︎次回も楽しみです‼︎ (2023年4月5日 7時) (レス) @page39 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 水泳お疲れ様です！！そして周回までしていただいてありがとうございます… 無事完結しました〜！ (2023年4月4日 21時) (レス) @page38 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - もう一周読んできました…今日習い事で水泳だったんですけど、泳いでる時にずっっっと思い出してニヤニヤしてたのでコーチに泳ぐ距離倍にされました。続き待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ (2023年4月4日 8時) (レス) @page37 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月25日 21時
