#28 氷雪の海 ページ29
ー次の日ー
アズ「体温調節薬は持ちましたか？」
フロ「持った！」
ジェ「持ちました」
アズ「では行ってらっしゃい」
貴「いや待て待て」
私は着いてくる気満々の2人を止めた。
貴「なぜお前達も着いてくるんだ」
ジェ「あなただけでは心配なので」
フロ「こっから遠いし、またサメに襲われたら大変じゃん」
貴「今更子供扱いするな。
アズールも行ってらっしゃいじゃないだろ」
アズ「特別にうちの用心棒を貸出するんです。
ありがたく思ってください」
貴「聞け、話を」
大きくため息を吐いて頭を抱えた。
1人でこっそり行くつもりだったのに、突然オンボロ寮に押しかけてきたと思ったらこれだ。
なんなんだこいつら。
アズ「大丈夫。
彼らはあなたが思っているほど弱くありません。
それに」
アズールは2人の背中をポン、と叩いた。
アズ「2人はもう陸の食べ物しか受け付けないんですよね」
フロ「今思うと人魚食うとかヤバすぎでしょ。
食おうとも思わないし」
ジェ「フロイドの言う通りです。
昔から僕達は海藻か魚しか食べたことありません」
アズ「もちろん僕もです」
私は思わず笑ってしまった。
その姿にキョトンとする3人。
貴「あはは！すまない！
なんだか…おかしくて！」
ジェ「Aさんがこんなに笑ったのは初めてですね」
フロ「いい顔で笑えんじゃん。
そっちの顔の方が俺好き」
アズ「笑いを狙ったわけでは…」
私は涙を拭い、フロイドとジェイドの手を取った。
貴「行く気、満々なんだろ？」
フロ「うん！」
ジェ「えぇ」
貴「遊びに行く訳じゃない。
どんなことがあっても、何があってもお前たちだけでもここに戻るんだ」
フロ「違うでしょ。
小エビちゃんも一緒に、でしょ」
また笑みがこぼれてしまい、そうだな。と答えた。
ジェ「そういえば、なぜアズールはお留守番なのです？」
アズ「僕は出迎え係ですからね。
あなた達のために残るんです」
フロ「冷たいの嫌なんだって。
体が冷えるとダイエットに良くないから」
アズ「フロイド！！」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» オクタ監からしか得られない栄養がありますからねぇ… こちらこそありがとうございます！今後ともご贔屓に(*´ω`*) (2023年4月5日 20時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ジェイ監尊いですよねつかオクタ監はすべて尊い。素敵な作品ありがとうございました‼︎次回も楽しみです‼︎ (2023年4月5日 7時) (レス) @page39 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 水泳お疲れ様です！！そして周回までしていただいてありがとうございます… 無事完結しました〜！ (2023年4月4日 21時) (レス) @page38 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - もう一周読んできました…今日習い事で水泳だったんですけど、泳いでる時にずっっっと思い出してニヤニヤしてたのでコーチに泳ぐ距離倍にされました。続き待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ (2023年4月4日 8時) (レス) @page37 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月25日 21時
