#27 ページ28
辛いことは重なると言うが、レベルにもよると思う。
フロ「小エビちゃん…」
モストロラウンジでサービスしてもらった大好きなシチューを前にしても私は手をつけなかった。
ジェ「今日はお休みですがアズールには事情を説明しましたので、好きなだけ居ていいですよ」
貴「…」
フロ「あ、俺が食べさせてあげる！
ほらあーん！」
シチューのいい匂いが鼻をくすぐる。
お腹がなってしまった。
ジェ「パンもありますよ。
付けます？ひたします？」
フロ「お腹すいてるんでしょー？」
なぜ1人にしてくれないんだろうか。
でも1人だと私はどうなっていたか。
スプーンが置かれ、ダメだと言いたげに首を振るフロイド。
貴「……た」
ジェ「ん？」
貴「お、なか…すいた」
2人はパァア！と顔が明るくなり、置いたスプーンをもう一度手に取った。
フロ「ほらほらすいてんじゃーん！
あーんして？あーん」
ジェ「シチューなら沢山ありますよ！
こんな大盤振る舞い一生に一度きりですからね！！」
フロイドが差し出したシチューを口にすると、また涙が出てきた。
フロ「美味しい？
俺が作ったんだ〜！」
貴「おいひい」
ジェ「飲み物も忘れずに」
涙が止まらないのと飲み込むのが混乱してむせた。
とてもむせた。
むせたけど、落ち着いた。
貴「ありがとう。
少し落ち着いた」
ジェ「それは良かった。
ほんとに特別ですからね」
フロ「小エビちゃんママってめっちゃ怖いんだね。
あと変な魔法使ってきたし」
貴「あれは母様のトップマジック。
絶対服従の魔法だ」
ジェ「厄介ですね」
貴「魔力を込めた言葉を発することによって人も人魚も全ての生き物を言った通りに従わせることが出来る。
その代わり魔力の消耗が激しいがな」
母様なら私をトップマジックを使って国に返す事も出来たはず。
なのにそれをやらなかったのは魔力の消耗かはたまた…
ジェ「あなたはどうするんですか？」
貴「…」
ジェ「お母様はきっと、あなたに助けを求めてきたのでは？」
貴「それは…ない…
だってずっと失敗作だって罵って、さっきも…」
フロ「ジェイドのユニーク魔法使えば分かったんじゃね」
ジェ「恐らく効かないでしょう。
余裕がありませんでしたから」
私は口を開いた。
貴「…私、国に戻る」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» オクタ監からしか得られない栄養がありますからねぇ… こちらこそありがとうございます！今後ともご贔屓に(*´ω`*) (2023年4月5日 20時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ジェイ監尊いですよねつかオクタ監はすべて尊い。素敵な作品ありがとうございました‼︎次回も楽しみです‼︎ (2023年4月5日 7時) (レス) @page39 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 水泳お疲れ様です！！そして周回までしていただいてありがとうございます… 無事完結しました〜！ (2023年4月4日 21時) (レス) @page38 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - もう一周読んできました…今日習い事で水泳だったんですけど、泳いでる時にずっっっと思い出してニヤニヤしてたのでコーチに泳ぐ距離倍にされました。続き待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ (2023年4月4日 8時) (レス) @page37 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月25日 21時
