#20 ページ21
貴「盗み聞きか？」
ジェ「いいえ、偶然です」
フロ「寝る準備してたら聞こえてきたから来ちゃった」
私は一回転して石から立ち上がった。
ジェ「にしても素晴らしい歌声です。
さすがは氷雪の人魚という所でしょうか」
貴「別に普通」
フロ「アンコールアンコール！」
貴「すまないが、もう戻る」
陸に向けて泳ごうとするとフロイドが回り込んで止めてきた。
フロ「まだいいじゃん、ね？」
ジェ「そうですよ。
もう少しお話しましょう？」
困った、帰れない。
にしてもデカイな。
貴「私の歌にそんな力があるなんてな」
フロ「むしろ俺らに向けて歌ってくれたのかと思った。
あれ人魚にしか聞こえない声で歌ってたし」
ジェ「アズールにも聞かせてあげたかったですが、あいにくもう眠ってしまいまして」
貴「早いんだな」
さて、じゃあ…とフロイドを避けようとしたが
フロ「ダメ〜♡」
大きく長い尾ヒレが私の尾ヒレに絡みついた。
フロ「夜の海ってなんかワクワクするよね」
ジェ「フロイドったら、さっきまで眠くて機嫌悪かったのにもう良くなったんですか？」
フロ「小エビちゃんの歌声聞いたら眠いのなんてどーでもよくなっちゃった」
ギッ、と締められる尾ヒレ。
後ろからジェイドも私の手首を掴んだ。
ジェ「夜はこれからです。
一緒に楽しみませんか？」
フロ「小エビちゃんのせいだからね」
あぁマズイかも。
そう思って私は喉をグッと閉めて金切り声に近い音を出した。
その音にびっくりしたジェイド達は私から離れた。
フロ「な、何すんだよ！」
貴「防衛本能だ」
ジェ「こ、これは…人魚の耳にはとても…効きますね」
貴「私を捕食対象として見るな」
そう言って陸に向かって泳いだ、
フロ「いって〜…
まだ耳キーンってする…
ジェイド大丈夫ー？」
ジェ「まさかあんな小さな体からこんなにも大きなモスキート音を出すなんて…
しかも僕たちに向かって…」
フロ「あー、ジェイド？」
ジェ「ますます滾ってしまいます…」
フロ「聞いてねー」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» オクタ監からしか得られない栄養がありますからねぇ… こちらこそありがとうございます！今後ともご贔屓に(*´ω`*) (2023年4月5日 20時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ジェイ監尊いですよねつかオクタ監はすべて尊い。素敵な作品ありがとうございました‼︎次回も楽しみです‼︎ (2023年4月5日 7時) (レス) @page39 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 水泳お疲れ様です！！そして周回までしていただいてありがとうございます… 無事完結しました〜！ (2023年4月4日 21時) (レス) @page38 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - もう一周読んできました…今日習い事で水泳だったんですけど、泳いでる時にずっっっと思い出してニヤニヤしてたのでコーチに泳ぐ距離倍にされました。続き待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ (2023年4月4日 8時) (レス) @page37 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月25日 21時
