#15 ページ16
ジェ「もう一度心の中で飛べと念じてください」
貴「う、高い…」
ジェ「下を見るから怖いんです。
ほら、こっちですよ」
ほうきに乗りながらゆっくり上昇していく。
貴「わっ」
ジェ「おっと」
バランスを崩し、真横に倒れたがジェイドが受け止めてくれた。
ジェ「重心は常に後ろを意識してください。
しばらく並走しますから、リラックスして」
優しく手首を引っ張り、ゆっくりと景色が移動していく。
吹く風が心地よい…
ジェ「どうです？
陸や海だけでなく、空を制した気持ちは」
貴「まだ少し怖い。
でも悪い気分じゃない」
ジェ「それは良かった。
ではこのままランデブーと行きましょう」
飛ぶことに集中しすぎて気にしてなかったが、触れられることに嫌な感じがしなかった。
離しますね。と手を離されても落ち着いて飛ぶことが出来た。
ジェ「上手いです。
こんな短時間でもう飛べるようになりましたよ」
貴「お前のおかげだ。
ありがとうジェイド」
ジェイドは目を丸くさせた後、ふふっと笑った。
ジェ「あなたから名前で呼ばれるとなんだかくすぐったいです」
貴「なぜ？」
ジェ「お前、としか呼ばれなかったので。
一応年上なんですけどね」
貴「年上も年下も変わらんだろ」
ジェ「王族だったあなたなら分かると思うのですが」
思い返してみれば、上の立場らしい振る舞いを受けたことがない。
使いのものには陰口を叩かれ、民や同い年の子たちからも避けられ続けていた。
そんなの、上下関係なんて無いようなもの。
貴「…私には分からない」
ジェ「そうですか」
貴「それかなんだ？
年上らしく敬って欲しいのか？」
ジェ「いいえ。
あなたはそのままで充分です」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» オクタ監からしか得られない栄養がありますからねぇ… こちらこそありがとうございます！今後ともご贔屓に(*´ω`*) (2023年4月5日 20時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ジェイ監尊いですよねつかオクタ監はすべて尊い。素敵な作品ありがとうございました‼︎次回も楽しみです‼︎ (2023年4月5日 7時) (レス) @page39 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 水泳お疲れ様です！！そして周回までしていただいてありがとうございます… 無事完結しました〜！ (2023年4月4日 21時) (レス) @page38 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - もう一周読んできました…今日習い事で水泳だったんですけど、泳いでる時にずっっっと思い出してニヤニヤしてたのでコーチに泳ぐ距離倍にされました。続き待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ (2023年4月4日 8時) (レス) @page37 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月25日 21時
