#13 ノート会話 ページ14
次の日
クル「ステイ！
今日は新しい子犬を紹介する」
呼ばれた通り黒板の前で頭を下げた。
貴「A･エルガーだ。
よろしく頼む」
教室内は案の定ざわついた。
クル「黙れ駄犬ども。
質問があるなら手を挙げてから発言しろ」
「はい！うち男子校ですよね！
なんで女の子が転入できるんですかー？」
クル「こちらの事情だ。
お前たちが知る権利は無い」
「それ全部の質問に答えれるじゃん」
「はいはーい！！
寮はどこですかー」
クル「オンボロ寮に住み着く魔獣の監督を任されているため、オンボロ寮生だ」
「うわ、かわいそー」
こんなに質問攻めにあったのは生まれて初めてだ。
なんか、なんかワクワクする。
クル「転入生の紹介は以上だ。
では席についてくれ」
1番後ろの席に座っても目線を感じる。
クル「授業を始めるぞ。
昨日作った変声薬と変身薬の復習から…」
しまった。
そういえば教科書無いんだ。
ノートとペンはもらったけど、それじゃどうにも
？「見る？」
横から教科書を差し出してくれた。
貴「すまない、今日だけ頼む」
エ「いーよ。
あ、俺エースってんだ。
よろしくな」
貴「Aだ。
よろしく」
エースは直ぐノートに顔を戻した。
私も先生の言葉をノートにメモし始めた。
すると教科書同様、横からスっとノートが出てきた。
『喋ると怒られるから、ノートで！』
顔を上げると書いて！と言いたげにノートを指した。
『授業はいいのか？』
『いい！』
良くないだろ。
『Aはどこの国出身？』
『氷雪の国』
『氷雪の国ってやば寒いとこじゃん。
あそこって魔女以外いんの？』
『人魚もいる。
私がそう』
『すげ！A人魚なんだ！
てか人魚いるんだ、あそこ』
サラサラと綴られていく会話が楽しかった。
ここに来てから初めてのことが多く、胸の高鳴りが止まない。
『俺、ハーツラビュル寮にいるんだ。
今度遊びに来いよ』
『オンボロ寮にもぜひ。
魔獣、良い奴だったぞ』
『良い奴なの？！』
これが、普通か。
楽しいな。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» オクタ監からしか得られない栄養がありますからねぇ… こちらこそありがとうございます！今後ともご贔屓に(*´ω`*) (2023年4月5日 20時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ジェイ監尊いですよねつかオクタ監はすべて尊い。素敵な作品ありがとうございました‼︎次回も楽しみです‼︎ (2023年4月5日 7時) (レス) @page39 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 水泳お疲れ様です！！そして周回までしていただいてありがとうございます… 無事完結しました〜！ (2023年4月4日 21時) (レス) @page38 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - もう一周読んできました…今日習い事で水泳だったんですけど、泳いでる時にずっっっと思い出してニヤニヤしてたのでコーチに泳ぐ距離倍にされました。続き待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アイオラ(プロフ) - ｱｱｱｱｱｱｱｱｱ (2023年4月4日 8時) (レス) @page37 id: 16c3024cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月25日 21時
