【ツイステ】小エビちゃんのことが知りたくて

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レギュラー発表が終わってすぐ着替えずに中庭に走った。


レギュラーなったよってことも伝えたいし、勉強してるなら教えてあげよ。

まだいるかなぁ。


もう日が傾き始めた中庭は薄暗く、風も抜けてくる。

さすがにもう…と思ったが近くでドス、と音がした。

そこには横になって眠る小エビちゃんとアザラシちゃんがいた。


え、寝てる…

てかさすがに風邪引くんじゃね？

まって寝顔…うっわ〜…


思わず近くにしゃがみ、寝顔をスマホで撮った。


フロ「…かわい」


ほんとに可愛い。

小さくて細くて、エビというよりタツノオトシゴみてぇ。

可愛い…


フロ「小エビちゃんのこと、もっと知りたいなぁ…」


知り合ったのはかなり前だけど、小エビちゃんの事なんも知らない。

好きな食べ物も得意なことも、苦手なものまで何も。


フロ「小エビちゃん…」


頬に触れると小エビちゃんが寒そうに縮こまった。


さすがに起こすか。


フロ「小エビちゃん、起きて小エビちゃん」

貴「ん…」

フロ「こーえーびーちゃん！」

貴「うぅ…寒…」

フロ「ばあ♡」


すると小エビちゃんは「ヒェ」と鳴き声みたいな声を出して顔を隠した。


貴「フフフ、フロイド先輩！？！？！
なんで！？！」

フロ「勉強してねーじゃーん」

貴「して…ましたよ？！」


確かに足元には魔法薬の調合資料集が置いてあった。


貴「てか寒…」

フロ「こんなとこで寝てたら風邪引くよ。
早く帰りなー？」

貴「そうします。
わざわざ起こしてくださってありがとうございます」

フロ「いいよ」


寝続けるアザラシちゃんを抱えて帰る小エビちゃんに手を振った。



フロ「あ、レギュラーのこと言うの忘れてた」

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