最後 手と手 ページ32
ぱしゅっ、と3球目が入って私は笑って振り返った。
貴「入りました！」
フロ「うん、入ったねえ」
貴「だいぶルール無視しましたけど…」
額に浮かんだ汗を拭い、手をあおいだ。
貴「なんか暑くなっちゃいましたね。
飲み物買いに行きましょか」
フロ「いいけど、まだ聞きたいこと聞けてないから」
貴「…そうでしたね」
私は先輩の前に手を差し出した。
貴「先輩、ずっと好きでした。
よろければ私とお付き合い、してくれませんか？」
フロ「もちろん」
手をぎゅっと握り返され、そのまま引っ張られた。
優しく抱きしめてくれる先輩はいい匂いがした。
エ「おめでとー！！」
ジャ「おめでとう2人とも。
ここまで来るのに長かったな」
フロ「さっきから覗き見してんのバレバレだし趣味悪いよ」
貴「い、いつから！？」
エ「まーまーいいじゃん！
長い間板挟みにされた俺の気持ち考えてみ？」
エースは力強く親指を立てた。
ジャ「雰囲気壊して悪いが、ボールは片付けておくんだぞ」
貴「はい」
エ「じゃあ先輩、俺らは帰りますか」
ジャ「そうだな。
あとは2人で楽しんでもらおう」
エースとジャミル先輩は手を振って体育館を出た。
フロ「俺らも帰ろっか」
貴「はい」
ボールを戻し、軽くモップをかけて体育館を出た。
もう日が沈み始めてもなお、手を繋ぐ2人は輝いていた。
ー終わりー
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華ヶ崎レオ(プロフ) - Runa☻さん» 恐れ多いお言葉ありがとうございます…！！いや、ほんと、ありがとうございます！！嬉しすぎて語彙力が無くなってしまって…╰( ╯ ᐕ)╯ (8月5日 19時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - この作品めちゃくちゃ好きですっ……！！もう…作者様が文才ありすぎて（？）もう…大好きな作品となりました！！ (8月5日 18時) (レス) @page33 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイカさん» フロイドあってこその私ですから、創造主はフロイドですね(*´ω`*) 恐れ多いです🥰 (2023年4月8日 19時) (レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - グハッ‥お、恐るべし‥フロイド‥いや、神作者様の作文力ッ (2023年4月8日 18時) (レス) @page2 id: e5fba66b1e (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 私の方こそ迷惑かけてごめんなさい。どの程度までが許容範囲か探りながらコメ返していこうと思います。むしろルールを知るきっかけを下さって、ありがとうございます。 (2023年4月8日 10時) (レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年4月6日 7時
