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アズ「あなたは本当にそれでいいんですね？」
貴「はい」
アズール先輩も同じくいじめを経験した者だ。
だからこそ、私の依頼を聞いてくれると思ってお願いした。
だけど彼は、首を左右に振った。
アズ「申し訳ありませんが、過去を変えるというのはとても難しいんです」
貴「えっ」
アズ「自分に出来なかったことを誰かに出来ると思いますか？」
貴「そんな…」
アズ「お引き取りください」
まさか断られるとは思ってなかった。
悔しいというより、恥ずかしい。
貴「私、アズール先輩なら何とかしてくれると思って…」
アズ「何とかしてあげたいですよ」
貴「話したくなかったのに」
するとアズール先輩は優しく、本当に優しく微笑んだ。
突然のことで驚き、声が出なかった。
アズ「あなたにはもう十分勇気があります。
今僕に話したのも、勇気を出したからでしょう？」
貴「え、あ」
アズ「それにこの世界にはあなたをいじめるものはいません。
それだけで過去は無いも同然じゃないですか」
貴「でも、私…」
アズ「お話ならいくらでも聞きます。
聞いて、あなたの毒が消えるのならね」
先輩は私の手をそっと包み込むように握った。
自分でも気づかないほど力が入っていてカタカタ震えていた。
アズ「ほら、こんなにも自分を押し殺してる」
貴「先輩、私どうすれば」
アズ「自分の思うままに生きればいいと思います。
それでもと言うのなら、記憶をすべて消す方法しか…」
貴「それは…嫌だ」
アズール先輩が何故かいつもより優しく感じる。
これも、慈悲なのだろうか。
貴「なんだか、落ち着いてきました」
アズ「それは良かった」
貴「先輩、ありがとうございます」
アズ「いいえ。
また何かあればいつでもお待ちしております」
またふわっと笑うと
アズ「フロイドと、仲良くしてあげてください」
と言った。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - Runa☻さん» 恐れ多いお言葉ありがとうございます…！！いや、ほんと、ありがとうございます！！嬉しすぎて語彙力が無くなってしまって…╰( ╯ ᐕ)╯ (8月5日 19時) (
レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - この作品めちゃくちゃ好きですっ……！！もう…作者様が文才ありすぎて（？）もう…大好きな作品となりました！！ (8月5日 18時) (レス) @page33 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイカさん» フロイドあってこその私ですから、創造主はフロイドですね(*´ω`*) 恐れ多いです🥰 (2023年4月8日 19時) (レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - グハッ‥お、恐るべし‥フロイド‥いや、神作者様の作文力ッ (2023年4月8日 18時) (レス) @page2 id: e5fba66b1e (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - アイオラさん» 私の方こそ迷惑かけてごめんなさい。どの程度までが許容範囲か探りながらコメ返していこうと思います。むしろルールを知るきっかけを下さって、ありがとうございます。 (2023年4月8日 10時) (レス) id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年4月6日 7時
