【ツイステ】小エビちゃんのことが知りたくて

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寮に帰っても合鍵をずっと手放さなかった。

無くさないようにキーホルダーをつけて、御守り代わりに持ち歩くことにした。


ジェ「やけに上機嫌ですね」

フロ「そーお？」

ジェ「何かいい事でも？」

フロ「秘密〜」


早く小エビちゃんに会いたいなぁ。






朝。


フロ「んー、ねむ…」


ポッケに手を突っ込むと合鍵に手が当たった。

それだけでぶわっと幸せな気持ちが上がってくる。


俺、今世界で一番幸せかも。


しかもちょっと前に小エビちゃんもいる。

挨拶しようと手を伸ばしたが


貴「………」


初めて見るくらい暗い顔をしていて、手を引っ込めてしまった。


なんか元気ない？

まだ体調悪いのかな。


フロ「小エビちゃん、おはよ」

貴「わっ！フロイド先輩！
おはようございます」


後ろから声をかけたらいつも通りの顔に戻った。


フロ「体調悪い？」

貴「え！？なんでですか？」


…触れない方が良さそうだなぁ。


フロ「んーん、なんとなく」

貴「体調悪いように見えました…？
なんか心配かけてしまってすみません…」

フロ「そんなことで謝んないでよ。
てかアザラシちゃんは？一緒じゃねーの？」

貴「グリムはそこにいますよ。
ほら、エース達のとこに」

フロ「ほんとだ」


小エビちゃんやっぱりなんか元気無いな。

そうだ。


フロ「今日の帰り、小エビちゃん暇？」

貴「なんでですか？」

フロ「ラウンジに遊びにおいでよ。
新作の試食会やるから」

貴「部外者の私がお邪魔してもいいんですか？」

フロ「お客目線の意見欲しいからむしろ来て」


パァァ！と顔が明るくなり、「ありがとうございます！」と笑ってくれた。

俺も釣られて笑顔になった。

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