【ツイステ】あーぁ、バレちゃった (ページ25)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:23,658 hit

第25話ページ25

フロ「寮入らなくても、俺の部屋には遊びにおいでよ」

貴「え？」

フロ「小エビちゃんなら、大歓迎っ！」

えへ！と笑うフロイドさんに大きく心臓が打った。

あぁ、私は本当に彼が好きなんだなぁ…

もう一度抱きしめられたい。

貴「なら、フロイドさんもオンボロ寮にいらしてくださいな。
精一杯おもてなし致しますわ」

フロ「うん！」

フロイドさん…

フロイドさん…

フロイドさん。

あぁ…私ったらはしたない。

まるで取り憑かれてるみたい。

好きで好きでたまらない。

いっその事バレてしまえば楽になれるのかしら。

いっそのこと、

私みたいに、

捕らわれてしまえばいいのに。

フロ「小エビちゃん？」

貴「え？あ、なに？」

フロ「何ぼーっとしてんの？」

貴「いえ、何も」

フロ「ふーん」

私はブローチをつけ直し、椅子を片付けた。

貴「そろそろお暇します。
お邪魔しました」

フロ「えーもう帰るのー？
まだ時間あるんだし居なよ」

貴「まぁ、私も用事ないですけど…」

フロ「ならいいじゃん！ね？」

まぁいいか、と私は改めて椅子に座った。

危ない危ない。

バレたら何されるか分かったもんじゃない。

彼女は僕のものだ。

渡すわけにはいかない。