【刀剣乱舞】主、どこ見よんかちゃ (ページ7)

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第7話ページ7

ーAsideー

貴「失礼しました」

教授の部屋を出て腕時計で時間を確認した。

夕方前には帰るって言ったしそろそろこんのすけくんに連絡しないと…

「A！いたいた！」

後ろから名前を呼ばれ、スマホをカバンにしまった。

私を呼び止めたのは同じ学科の友達だった。

「ね、この後暇こいてる？
久しぶりにカラオケでもどーよー」

貴「カラオケかぁ、いいね最高じゃん。
でも今日早く帰るって言っちゃったんだ」

「えー？」

審神者やってることはみんなに秘密にしなくてはいけない。

うちは親がやってたから流れ的に任されたが、普通は特別な手法でしか巡り会えない職らしい。

そらあんな面の良い男達にかこまれ、魔法に近いことをしていたらこぞって人が集まるだろう…

「私最近Aと遊べなくて寂しーなー？？
あーあー、さーびーしー！！」

貴「うぐ…」

「しかも今日夜から飲み会で、そこにも同席してもらいたかったのになぁ？？」

貴「それが本題でしょ」

「まぁね！だってあのバチイケメンの2年生来るらしいし！」

貴「えまじ！？やば！
この前言ってた2年生くん来るの！？」

「食いついたな？来る？来るー？」

心の天秤が揺れる…

でも、でも…

貴「ダメだぁ…ごめん！」

「えぇ〜…」

貴「その代わり、次は絶対一緒に遊びに行こ！
家の人にも言っておくから」

そう言うと友達は「分かった」と笑ってくれた。