【刀剣乱舞】主、どこ見よんかちゃ (ページ19)

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第19話ページ19

ーAsideー

貴「ふぃー、気持ちよかった〜。
雨くんありがとね」

雨「いえ」

貴「…豊前くんは？」

豊前くんにも改めてお礼を言いたかったが、部屋を見回しても彼の姿はなかった。

雲「なんか走りに行っちゃった」

貴「そっか…
なら戻ってきた時言おうかな」

2人の前に座り、他愛のない会話をする。

なんか久しぶりな感じがするな。

最近忙しかったし、こうやって刀剣男士達と面と向かって話すことも出来てなかった。

私、全然両立できてないんだな…

雲「主どうしたの？お腹痛い？」

貴「ん？大丈夫」

先生の本質でもある向き合うことが出来てない。

いちばん身近な彼らにそれが出来てなかったということは、先生になっても疎かになってしまうのでは…

雨「頭」

貴「ん？」

顔を上げると雨くんと雲くんが優しく微笑んでいた。

雨「お疲れ様です」

雲「お疲れ様。
今日くらい何も考えずゆっくりしなよ」

雨「私の膝使いますか？
寝心地は保証しかねますが」

雲「俺のお気に入りのひざ掛けも貸してあげるよ」

ほらほら、とひざ掛けをかけられ、雨くんの膝に半分強制的に横にさせられた。

細いのに筋肉質で…首にいい感じにフィットする…

貴「あ、ちょうどいいかも」

雲「雨さんの膝枕いいよね。
俺も好きなんだ〜」

と、反対側にねっ転ぶ雲くん。

膝枕…

よくおじいちゃんにしてもらったっけ…

懐かしいな…

思わず目頭が熱くなり、静かに目を閉じた。