私達の出会いはトリップから２【おそ松さん】

相談 ページ28

Aside



最近なんかおそ松兄さんの元気がない気がする



何かあったのかな....



失恋？嫌々おそ松兄さんに限ってそんなことあるわけないし....



よし！



こうなったら聞くっきゃない！！




『おそ松にーさーん』


「ん？どしたの俺のA♪」


『私は一松の物です〜！

まぁそんなことより....

おそ松兄さん、最近何かあったの？』


「特に何もないけど....いつも通りのカリレジェな長男様だぜ！」




おそ松兄さん....



やっぱりそう素直には教えてくれるわけないよね




『何かあったよね？』


「やっぱ兄妹に嘘はつけねーな....この事他の奴には言うんじゃねーぞ？」





おそ松side




やっぱAにはバレちまったな




「うん....」



『A....最近さ

チョロ松も十四松も結婚して家庭を持って家を出ていってる

勿論！兄として弟がめでたくなって嬉しいよ？

ただ....何か落ち着かないって言うか....

いつも6人一緒に寝てた長い布団もいまじゃ三人しか居なくてスカスカだし....

あんなに騒がしかった家も今じゃ静かでさ

やっぱりさ....六子は....6人で1つだろ....

ニートで彼女もいないDTな俺が言うことじゃないけど


《帰ってこいよ》


お兄ちゃん寂しがってるよ？....(泣)』




あーあ



妹の前で泣いちまったよ



こんなんじゃ長男失格だな....




するとAは優しく俺を抱き締めてくれた



俺よりも小さな細い体で




「おそ松兄さん....おそ松兄さんはみんなの兄さんでしょ？

でも,時々妹や弟にも甘えなよ

《おそ松》」




初めてAにおそ松なんて呼ばれた



でも,おそ松なんて言われても俺は反論なんてしなかった



だってその時《長男》という物から外されて



みんなのお兄ちゃんで居なくていいんだ



こう言う時位甘えていいんだ....



と思えたから




俺はA腕の中で泣いた



今日はトド松もカラ松も居なくてよかったな




....




そして俺は泣き疲れて抱かれながら寝た

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