とある日のキュン ページ7
…
今日はAの仕事が休みで、珍しくAの家へ遊びに来ている
と言っても、やる事は特にいつもと変わりなく、ゲームしたい時にゲームして、お互い別々のことしたり、なんとなく一緒に居るあいつの休日だ
溜め録りしてたドラマを見始めたA
「あー、俺これ全部見たわ」
『ちょ、ほんとにネタバレだけはやめて！』
「なんだかんだ、最後、ちゃんと主人公とヒロインくっつくから安心して最後まで見な」
『うわ、早速ネタバレ、もう見る気なくなったー』
「恋愛ドラマなんて、だいたいハッピーエンドだろ？」
『分かってるけど、その過程が面白いんじゃん』
「ふーん」
『あとなんか、恋愛ドラマ見てるときゅんきゅんするし！』
「女ってそんなもんなの？」
『分かんないけど、わたしは多大なるきゅんきゅん不足だもん』
「その歳でね〜」
『年齢は関係ないもん！』
「この前、お姫様抱っこした時、きゅんとしなかったって言ってた」
『キヨくんが相手じゃ』
馬鹿にするように笑ってくるA
「じゃあ、この前看病してくれた時の俺の裸は？」
『え、あれは…』
ん？これはからかいがいがある
『あれは、なんか、恥ずかしかっただけ、』
「子供じゃねぇんだから…」
『久しぶりに男の人の裸見たからびっくりしただけ！以上、この話もう終わりー！』
無理やり話を終わらせようとするA
「久しぶりって、そういやA、もうどれくらい彼氏いないんだっけ？」
『え、もう１年半くらいかな…』
「もうそんな経つか」
『キヨくんも結構経つじゃん』
「そうだな、」
彼氏かー、恋愛かー、とぼそぼそ呟くA
その姿が何故か可愛らしく見えてしまった
「A」
なに？と振り向くA
「おいで」
びっくりしたように目を見開くAの腕を軽く引っ張り、あぐらをかいていた俺の足の上へ向かい合う様に座らせた
『ちょっと、どうしたの急に…』
「んー、なんとなく」
『…キヨくん、ずるい』
「なにが？」
『…』
「言わなきゃ分かんない」
『きゅんと、しました』
顔を下に向け、照れながら言うA
、
(よく言えました)
…
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紫蒔(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます！もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました！この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (
レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mao. | 作成日時：2019年8月22日 2時
