とある日の駆け引き ページ20
…
キヨくんに仕事終わり焼肉に誘われた、この前わたしがお肉を食べたいと連絡したのを覚えていてくれたのかな
あれから初めて2人で会う、なんか、初恋の時みたいなドキドキする感情、いや、でもいつも通りにしなきゃ、キヨくんがそう望むなら…
『A、相変わらずピーマン好きだな』
「キヨくんも、そろそろ野菜食べる様にしなきゃだよ、おじさんになるんだから」
『うるせ、』
いつも通りキヨくんは沢山のお肉、わたしはバランスのとれた野菜とお肉
帰るかー、とお会計を済ませ車に乗り込む
『どーする?』
いつもの流れだ、キヨくんのお家に泊まるか、わたしの家に直帰するか、ただいつもの会話なのに、なんか…意識してしまう
「キヨくんは、…どっちがいい?」
キヨくんの気持ちが気になるわたしは、わたしなりに駆け引きをしてみる事にした
『そんなの、Aがいつも決めてんだから、自分で決めろよ』
「今日は、キヨくんに決めてほしい」
『明日仕事は?』
「あるけど、早番じゃないよ」
『じゃあ、これば』
そう言うとキヨくんの家の方へ車を走らせる
何を思ってこれば、と言ったんだろう。やっぱり彼は分からない、もっと攻めなきゃいけないのかな?
「あ、あのさ!」
『ん?』
「この前焼肉行った時にさ、お互い結婚出来そうもなければ、結婚しよって言ってよね?」
『あー、そんな事も言ったな』
「あれってさ、本気?」
『うん、別に相手いなかったらな、お互い孤独死してくのも嫌だろ』
はは、と笑いながら言うキヨくん
わたしって駆け引き下手なの?何もキヨくんの本心が分からない…
、
(駆け引き失敗)
…
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紫蒔(プロフ) - 初めまして!完結おめでとうございます!もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました!この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mao. | 作成日時:2019年8月22日 2時