七話 蝶屋敷 ページ8
俺は女の人から距離をとりながら蝶屋敷という所まで歩いた
俺は殺させる覚悟で診察を受けた
胡蝶『えーと、A君の体を診察した所.......体の所々にかすり傷があり、打撲が両腕両足両方合わせて4箇所、火傷が左腕に1箇所、右手の小指が骨折しています。あと、頭から血を大量に流していました.....これでは貧血で倒れてしまいます。後栄養不足.......これはかなりの重症ですよ.......そんな体で大丈夫なんですか?』
そんなに重症だったのか、もう痛みもほぼ感じないから感覚が狂ってるのかも、
A『そ、そうですね.......もう殴られても、痛みに慣れていたので、傷とかはそんなに気にしていませんでした。かすり傷だけでも、そんなに痛くはありません。あぁ、でも1週間前ぐらいの時、親父に火鉢を投げられた時は痛かったですね。』
胡蝶『そうですか.......とりあえず貴方は何か食べましょう、じゃないと本当に死にますよ。傷の処置は貴方が御館様の屋敷で寝ている時にやりましたから大丈夫です。そしたらここを出て、廊下を左に曲がり、真っ直ぐ行ったら病室があります。そこに昼食が用意してあります。そこでゆっくり休息を取ってください』
何か食べる?毒が入ってるんじゃないか?
休息?寝ている内に殺されるのでは?
ここから歩く?拷問場所に繋がる道では?
A『分かりました、色々とありがとうございます。』
もう、何もかもがどうでも良くなってきた
俺は胡蝶さんに、一礼して部屋を出た
途中人に会うのではと思い、震える足を引きずりながら病室?に繋がる道を辿り扉を開けると病室があった
(ホッ)
病室にはベッドがあり、飯が置かれていた
ベッドというのは初めて見た
いままでは硬い石の上に一枚の布が敷いてあるだけだったから本当のベッドというのはこんなにふかふかだというのはとても驚いた
そして罠が仕掛けられていないか手探りでこの部屋の安全を確かめた
俺は一息つくと、ベッドに潜り込み、しばらく堪能して机の上にあるご飯に取り掛かった
まず、汁物を床に少し垂らし、色になんの変化もなければ一滴口に入れ、1分ほど待って舌の痺れなどがなかったら汁物は安全とし、飲む
(っ!美味しい!!)
こんなものを食べたのは初めてだった、世の中はこんな食べ物があったんだな
いままでは自分の屋敷で余った残飯や、干し柿を食わされていたのを思い出し、
他の食べ物も以下の方法で試した結果
全部安全だった
俺は今までの疲れがどっと出て、そのまま寝てしまった。
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ミルちゃん(プロフ) - 佐倉 刃病さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!<(_ _)> そうですねぇ、、また続けてもいいんですが最近家の事情とかで忙しくって( ̄▽ ̄;)でもそれが片付いたらまた復活しようかなと思います!どのくらい先になるのか分かりませんが(;・∀・)まぁ、気長に待っていて下さい! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 1ee4ae56f1 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 刃病 - もう更新しないんですかね……(泣)大好きな作品なので続けてほしいです……。出来ればでいいので……お願いします!! (2020年5月26日 15時) (レス) id: 8767198c34 (このIDを非表示/違反報告)
ミルちゃん(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!・゚・(ノД`)・゚・。Bの方でもいて頂き、この作品まで見てくれて.......感謝しかない(´;д;`)こんな人ですが、今後もどうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2020年3月9日 17時) (レス) id: 1ee4ae56f1 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白いです!ミルちゃんさんが書かれているBのLのほうから来たのですが、こっちも本当に面白くて大好きになりました!これからも頑張ってください!! (2020年3月8日 13時) (レス) id: 347ff25431 (このIDを非表示/違反報告)
ミルちゃん(プロフ) - いおりさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!更新頑張ります!(^^) (2020年1月13日 18時) (レス) id: 1ee4ae56f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルちゃん | 作者ホームページ:個人個人であります!
作成日時:2019年12月14日 20時