愛し方 4 ページ6
Aside
気がつけば、夜中の3時。
あれ、何時に寝たっけ。
確か…昨日の7時くらいか…
なんか、ぐっすり眠れたというか、
途中で全然起きなかった。
そういえば、此処って太宰さん家だよね。
夜中までいるとか図々しい←
メモだけ書いて帰ろう。
と思い、ドアノブに手をかけた。
『あっ、あれ?開かない…』
しゅん…って感じで下向いたら、
見た事ない白いワンピース。
こんな服着てないはず。
え、まさかとは思うけど…
そう思うと顔が青ざめていくのがわかる。
怖い…。兎に角此処から出ないと。
混乱している中でドアノブを必死に動かす。
『あ、開かない!なんで?!
なんで開かないの!』
夜中って事も忘れて叫ぶと鍵が開く音がした。
入ってきたのはもちろん太宰さん。
「A、まだ夜中だよ?
眠れなかったのかい?」
『いや、家に帰ろうと思って…』
「ふふっ、悪い子だね。
そんな君にはお仕置きが必要かな?」
そう云った瞬間、深い
『んんっ……んぅ…やっ、やめ…』
もうこれ以上息が続かない。
太宰さんを叩く。素直に離してくれた。
「今はこれでおしまい。続きは今度ね。
後、一つ忠告。
此処から逃げるなんて考えない方がいいよ。
もうAは私のモノなのだから。」
『それってどういう…』
云いかけた途端、
太宰さんは鍵を閉めて出ていってしまう。
さっきの言葉を考えると、
私はもう此処から出られない?
一生このまま?
そう思うと恐怖と悲しさで涙が出ていた。
どうにかして、此処から出ないと!
_______________
太宰side
Aに怖いこと云ってしまったかな…。
でも、あのくらい圧力をかけておかないと
きっと逃げてしまうものね。
やっと手に入った。
あの表情、あの態度、
あの可愛い顔、あの時の怯えた感じ。
全て私のモノになるんだね!
うふふ、これから楽しみだよ。
あぁ、Aが悪いのだよ?
国木田君や敦君と仲良くするから。
それを見るのが辛かった。
もうその心配はないね!
これから私に溺れさせてあげよう。
“2人だけの空間”でね──。
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猫宮白猫 - すっごく、面白いです! 更新、頑張ってください! (2018年10月4日 6時) (レス) id: beb07a2acd (このIDを非表示/違反報告)
砕蜂 - 続き気になります 中也さん出ましたね 夢主ちゃんを助けてあげてください といったら今度はポートマフィアに連れて行かれるのでしょうか (2018年1月1日 17時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
bead - すごく素敵です!最後の中也さんですか?更新頑張ってくださいね^^ (2017年11月27日 19時) (レス) id: e04a364587 (このIDを非表示/違反報告)
まんねんみ(プロフ) - ヤンデレめっちゃ良かったです!更新頑張ってください!! (2017年11月19日 9時) (レス) id: 376be2b91f (このIDを非表示/違反報告)
氷火 - 大丈夫ですよ〜更新頑張ってください!! (2017年11月19日 0時) (レス) id: 461a80457c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜ぷりん | 作成日時:2017年8月27日 8時