愛し方 1 ページ3
Aside
うぉぉぉぉぉ!またやってしまった。
数学のテストでまた酷い点を取ってしまった。
何点かって?教えてやるよ、4点だよ。
はぁー…最悪だよ…補習だって。
「あれ、Aさん、大丈夫ですか?」
『おぉ、その声は賢治君!』
「今から何処へ?」
『探偵社だよ!』
「僕も行くんで、一緒に行きましょう!」
『うん!』
_______________
「ただ今帰りました!」
『やほー、今日もお邪魔しまーす。』
「お、Aも来たか。
其処に唐変木がいるだろう。
仕事をしなくて困るのだ。
A、彼奴をどうにかしてくれ。」
『国木田さん、大変ですね。
あれれー?太宰さん?
仕事しなきゃ来ないって云いましたよね?
なんで仕事してないんですか。
国木田さんの胃に穴があきますよ。』
「でも、Aは来てくれたじゃないか。
それに、
来なくても私のモノにするから大丈夫だよ。」
あれ?いつもははぁーいなんて云って
仕事に取り掛かるのに今日はなんか違う。
少し雰囲気が違うというか。
『ごめんなさい、国木田さん。
手に負えません。』
「そうか、わかった。」
「A、お茶でも入れてきてあげるよ。」
『珍しく気がききますね太宰さん。
お願いします。』
その返事を聞いて何故かルンルン気分で
奥の部屋へと走っていく。
_______________
よし、太宰さんの分の仕事は終わったどー!
「はい、A。お疲れ様。」
『お疲れ様って太宰さんの仕事ですよ!』
怒りながら、
太宰さんが持ってきた紅茶に手を伸ばす。
香りがいい。
『そういえば、中也さんと太宰さんって
双黒って呼ばれてたらしいですね。』
「なんで知ってるんだい?」
『噂っていうか、探偵社員が話してたから
盗み聞きしちゃいました』←
「悪い子だね。それと、
私の前で蛞蝓の名前を出さないでくれ給え。」
『あー、なんかすみません。』
「Aだから許す。」
『ありがとうございます。
所で、いつも読んでるその本って何ですか?』
「か、完全◯殺読本だよ。」
『へぇー、◯殺かぁー。
私、太宰さんが死んじゃったら困ります。
それに、“今”を生きたくても生きれない人だっているんですよ?その人たちの分までしっかり生きなきゃダメですよ。私は太宰さんの事、大好きです。だから精一杯生きてください。
ふぁぁ…眠くなってきた…
帰る時間に起こしてください。』
「うふふ、計画通り。大丈夫だよA。
君がいる限り私は生きる。」
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猫宮白猫 - すっごく、面白いです! 更新、頑張ってください! (2018年10月4日 6時) (レス) id: beb07a2acd (このIDを非表示/違反報告)
砕蜂 - 続き気になります 中也さん出ましたね 夢主ちゃんを助けてあげてください といったら今度はポートマフィアに連れて行かれるのでしょうか (2018年1月1日 17時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
bead - すごく素敵です!最後の中也さんですか?更新頑張ってくださいね^^ (2017年11月27日 19時) (レス) id: e04a364587 (このIDを非表示/違反報告)
まんねんみ(プロフ) - ヤンデレめっちゃ良かったです!更新頑張ってください!! (2017年11月19日 9時) (レス) id: 376be2b91f (このIDを非表示/違反報告)
氷火 - 大丈夫ですよ〜更新頑張ってください!! (2017年11月19日 0時) (レス) id: 461a80457c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜ぷりん | 作成日時:2017年8月27日 8時