序章─prologue─ ページ1
Aside
う、うわぁぁぁ…
毎日探偵社に通って勉強ほったらかしてた。
うーん、どうしよう。最悪の点数だ。
今日は高校で、テストがあった。
日本史の小テストだったんだけど、
まさかの15点。凄いだろう←
明日は数学のテストか…最悪だ。
どんよりしながら探偵社に向かう。
だって探偵社にいると楽しいんだもん。
着いた。
『やーっほー！今日も来たよー！』
｢あ、Aさん！
もう学校終わったんですか？｣
『うん。今帰りだから今日も仕事してくよ！』
敦君がニコニコしながら駆け寄ってくる。
お兄ちゃんだよね…。何故か敬語だけど。
｢Aー。駄菓子ある？｣
『さっき買ったやつがあります。
乱歩さんが好きかどうかはわかりませんが…』
｢あ、このお菓子好き！｣
この人は年上のはず。
弟みたいですごく可愛い。
『国木田さーん！仕事下さい。』
｢いつも悪いな。其処の太宰のを頼む。
記録は其処のパソコンに入っている。｣
『あー、了解です。
またサボりですか。太宰さんは。』
｢そうだ。また入水だろう。｣
噂をすれば扉を勢いよく開けて
｢ただいま！｣
とびしょ濡れで云う太宰さん。
『太宰さん、
国木田さんにまた迷惑かけてるんですか？』
｢Aだ！今日も来てたのかい？！
もう少し早く帰ってくればよかった！｣
『話を聞けよォォォ！』
そんなやり取りにふふっと
笑い出してしまった。
探偵社に通うおかげで毎日楽しい。
『ちょっと国木田さーん。
数学教えてください。
明日テストなんですよ！』
｢仕事中だ、後でな。｣
『はーい。太宰さん、仕事手伝って下さい。』
｢いつもありがとうねA。
私の仕事大変だろう？｣
『そう思うなら手伝って下さいよ！』
と笑い合う。
学校で書類整理を多くやってる為、
こういう仕事は何となくわかるし、得意だ。
探偵社員にならないか、と誘われたのも
一度や二度ではない。
まぁ、私は学校を卒業したら探偵社に就職するつもりだよ。
『太宰さんが仕事しないなら
私、これから来ないでいようかな…』
｢それはやめ給え！
Aに会うのが楽しみだっていうのに…｣
トボトボあるいて珍しく机に向かう。
そして、私の途中の書類を覗き込んだ。
『ふふっ、これで仕事しますね。
また明日来ます。では。』
そう云って私は探偵社を出る。
そんな私の楽しい日常は
次の日に壊された──。
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猫宮白猫 - すっごく、面白いです！ 更新、頑張ってください！ (2018年10月4日 6時) (
レス) id: beb07a2acd (このIDを非表示/違反報告)
砕蜂 - 続き気になります 中也さん出ましたね 夢主ちゃんを助けてあげてください といったら今度はポートマフィアに連れて行かれるのでしょうか (2018年1月1日 17時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
bead - すごく素敵です！最後の中也さんですか？更新頑張ってくださいね＾＾ (2017年11月27日 19時) (レス) id: e04a364587 (このIDを非表示/違反報告)
まんねんみ(プロフ) - ヤンデレめっちゃ良かったです！更新頑張ってください！！ (2017年11月19日 9時) (レス) id: 376be2b91f (このIDを非表示/違反報告)
氷火 - 大丈夫ですよ〜更新頑張ってください！！ (2017年11月19日 0時) (レス) id: 461a80457c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜ぷりん | 作成日時：2017年8月27日 8時
