○○太宰と□□彼女【文豪ストレイドッグス】【短編集】

嫉妬太宰と鈍感彼女 ページ6

太宰side

見てしまった。
目撃してしまった…
Aが蛞蝓と仲良くしてるのを…！
憎たらしい。蛞蝓もだけど、Aも。
私という彼氏がいるのに、浮気かい？

A｢中也さん、今日は買い物に
お付き合いしていただき
ありがとうございました｣

中也｢あァ。また、なンかあったら呼べよ。｣

A｢はいっ！｣

あぁー、モヤモヤする。
よりによって帽子置き場なんて。

もういい。Aを家に連れ込んでから
事情聴取してやる。

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Aside

太宰｢Aー、今日は私の家に
泊まりにこないかい？｣

A｢いいですねー。行かせていただきます｣

太宰｢よしっ(黒笑｣

笑顔が黒い気がするのは気のせいか…？
また、イタズラでも企んでるのかな。
_______________
太宰さん宅。
酒のビンやらカラになったカニ缶。
まぁ、一言で言うと
掃除が行き届いてない男性の家だ。

太宰｢それにしても、オトコから誘われて
ヒョコヒョコついてくるなんてAもまだ
子供だね。｣

A｢はい？どういう事ですか？｣

太宰｢そんなんだと襲われちゃうよ？｣

そういいながら私に詰め寄ってくる。
後ろはベッド。

A｢後ろはベッドなんで転んじゃいます。｣

太宰さんはにたぁっと笑った後、
私をベッドへ押し倒した。
手首を掴まれ、逃げられない。

太宰｢ねぇ、なんでさ、今日蛞蝓といたの？｣

A｢買い物に行ったからですよ。｣

太宰｢蛞蝓じゃなくてもナオミちゃんとか、 鏡花ちゃん、与謝野先生とでもいいじゃないか。｣

A｢女性にこだわるんですか？｣

太宰｢はぁー、鈍感すぎるね。｣

そんな事を言って、太股を指でなぞる。

A｢ひゃぁっ…｣

情けない声が出る。

太宰｢その声、そそられるね…｣

A｢出したくて出した訳じゃ無いですよ！｣

太宰｢君が他の人の所に行くのは嫌なのだよ。｣

A｢そうなんですかー。私はいいと思いますけど…｣

太宰｢今すぐ君に黄色の薔薇を差し出したいよ｣

A｢それなら勉強しましたよ！
慥か、『嫉妬』って意味！｣

太宰｢そう、妬いてしまったんだ。君に。｣

A｢はっ、今気づきました！大丈夫です。
貴方しか見てませんよ。｣

太宰｢良かった。｣

急にふわっと香る太宰さんの香り。
抱きしめてくれた太宰さんを
私が抱き返した。

_______________
黄色の薔薇の花言葉
『嫉妬』

前回の白いカーネーションの花言葉
『私の愛は生きています』

グダグダですみません！

ちょっぴりH太宰と純粋彼女(雪乃さんリク！)→←普通の太宰と病弱彼女(死ネタあり)

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