○○太宰と□□彼女【文豪ストレイドッグス】【短編集】

Happy Birthday太宰治と彼女！(太宰治生誕祭) ページ15

太宰side

今日は何の日だと思う？

そう、私の誕生日なのだよ！
Aと出掛けるのだけれど、
楽しみでワクワクしてる。
もう、待ち合わせの時間だから
そろそろ来る筈…

A｢太宰さん！お待たせしました！｣

太宰｢気にしてないよ、さァ行こう。｣

走ってきたAは色っぽくて、
ドキッとした。

A｢今日は太宰さんの為に
全力でお祝いします！｣

太宰｢うふふ、嬉しいけどね、
誕生日プレゼントはAが欲しい！｣

A｢今日はしょうがないですね。
いいですよ、トクベツに。｣

って微笑む彼女は艶っぽく、綺麗で
私の心なんかすぐAに染められてしまう。

太宰｢じゃあ、最初は入水しに行こうよ！｣

A｢太宰さん、誕生日の思い出を
川で作るつもりですか？！｣

太宰｢うーん、飛び降りは？｣

A｢誕生日でも構いません、国木田さんに
殴ってもらいましょう。探偵社に行きますよ！｣

太宰｢えっ、なんで国木田君に
怒られないとならないの？｣

A｢貴方が入水とか心中とか
言ってるからですよ？｣

私、誕生日にまで国木田君に怒られるとか
ある意味凄いと思う。

_______________
Aside

早く太宰さんを探偵社に行かせないと…
探偵社ではサプライズが待ってる、
だから太宰さんを探偵社に行かせたいのだ。

A｢行きますよ！｣

埒が明かないので太宰さんを引っ張っていく。

太宰｢急にどうしたんだい？！｣

A｢秘密です♪｣

_______________
探偵社に着いた。準備OK！
太宰さん喜ぶかな…

A｢さァ太宰さん、お入りください！｣

太宰｢入っていいんだよね。｣

太宰さんが入ると同時にクラッカーが
派手な音をたて弾けるようにカラーリボンが
舞う。

全員｢｢おめでとうございます！｣｣

A｢良かったですね太宰さん。
愛されてますね。｣

皆はどんちゃん騒ぎだけど、私と太宰さんは
別室にいた。

A｢太宰さん、
私からささやかなプレゼントです！｣

そう言って太宰さんに小さな小包を差し出した

A｢太宰さん、大好きです。
これからもずっと一緒ですよ。｣

太宰｢もちろんだよ！
もう、Aを貰っていいかい？｣

A｢はい！太宰さんになら貰われたいです｣

そう言うと触れ合うだけのキス。
やられっぱなしじゃダメだから、
不意打ちぎゅーをしてあげる。

甘い甘いこの時間、永遠に続く愛の時。

_______________
太宰さんお誕生日おめでとォォォォ！

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