7つ目 ページ9
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「「いらっしゃいませー」」
若い嬢たちの声が店内に響き渡る。
いまのキャバクラの状況はどの席も満席で、
空きがない状態だ。
そのお客のほとんどが私が媚びを売ってメールを
したお客たちだ。
久しぶりのキャバクラは、やはり目が痛くて
眩しい。輝いているシャンデリアも、
ピカピカの床も、光り輝いた指輪やネックレスも
私には少し眩しい。
･
私が歩くと店内にヒールの音がコツコツと響き渡
る。
1番初めに指名してくれたのは【乱数】だった。
相変わらず、甘ったるいピンクの頭をして
キャンディを咥え、キラキラとした目で私を
見つめていた。
乱「オネーサン遅いよ〜!!ほら!ここ座って！」
『ごめんなさい。飴村さん。久しぶりだから
緊張しちゃって…。
あら、飴村さん。そのリボン新作ですか？』
乱「わぁ!凄い!!なんで分かっちゃったの〜?!
帝統も幻太郎も分からなかったのに〜!」
いつもの甲高い声で私を自分の隣に導く。
チラッと横をみてみると、目をひかれるような
美しい男性と。
青髪で切れ目な好青年が私のことを見つめていた。
？「おい、乱数〜こいつが言ってたキャバ嬢か？」
？「…。」
乱「そうだよ!!言った通りすっっごく美人でしょ!!
僕のオネーサンランキングの中で1位なんだ〜♪」
『あら。飴村さん、そちらのイケメンな方々は？』
と、私は2人の男性のことを乱数に訪ねた。
これも情報収集のいっかん。
大事なことだからしっかり聞いておかないと。
乱「え〜とね!左の人が有栖川帝統って名前で、
右の人は夢野幻太郎って名前だよ!」
『夢野幻太郎って…あの夢野幻太郎先生ですか?!』
乱「うん!そうだよ〜♪」
『まぁ！お会いできて光栄です。』
ほぅ。これは使える。
夢野幻太郎と関係を結んでおけば、後々いい駒にな
る。
私は営業スマイルで夢野幻太郎の手を取り
握りしめた。
夢野幻太郎は少し頬を赤らめ、透き通るような
綺麗な声で「こちらこそ光栄です」と笑顔で返さ
れた。
乱「むぅ〜。オネーサン、幻太郎とばっかりイチャ
イチャしてズルい!僕にも構ってよ〜。
あと、いつになったら僕のこと乱数って呼んでくれ
るの〜？」
痺れを切らした乱数が私に抱きつく。
ホントはお触りなどは禁止なんだけど…お得意様
ですからね。
キャンディの様な甘い匂いが鼻につく。
見た目は小学生でも中身は立派な男
これも全て計算
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めぐみん - めっちゃ気に入りました！次の更新期待していまーす！ (2019年1月14日 10時) (
レス) id: 783d8186db (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - とっっても面白いです…！ 続きが気になります！ もっと伸びるべき小説だと思います！ 更新これからも頑張って下さい！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 72bc1d245d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオピ | 作成日時：2019年1月1日 0時
