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･
目を覚ますと何故か鉄格子の中。
そして手首と首には…枷が着いていた。
っ…。
嫌な思い出が頭を駆け巡る。
懐かしいな。こちら側の景色は。
鉄格子の中はとても冷たくて…
常に外に見張りがついている。
周りを見渡すと涙を流して泣いている男の海賊、
俯いている【人魚】。
みんな死んだ目をしながら…ただその時を
待っていた。
ただ1人を除いては。
巨人の隣に見覚えのある、白髪。
ダンディーなお髭、
そしてお酒をグビグビと飲んでいる。
『レイリーおじ様!!』
レ「？…あぁアナか久しぶりだな」
『久しぶりだな。じゃ無いですよ!!
なんでこんな所にいるの?!…理由は大体わかる
けどさ…。』
レ「あぁ。アナが予想してる通りだよ。」
『はぁ…ギャンブルね。』
私は大きくため息をつきながら、
レイリーおじ様に近寄り
膝の上に飛び乗った。
え？私の体重じゃ重くないのかって？
みんな分かってないわね
みて…このレイリーおじ様の筋肉。
私の体重なんて「小鳥のようだ」って前に
言ってたんだから!!
レイリーおじ様は私の頭を優しく撫で回す。
ほんっとこの人は……
惚れちゃうよ…。
『レイリーおじ様…また今度私を抱 いてください
ね!レイリーおじ様とはいっつも盛り上がっちゃう
から、次の日は有休を貰わないといけないけど…』
レ「あぁ。アナとするときはどうしても
抑えれなくてね。…楽しみにしてるよ。」
『きゃぁぁぁ!!すき!!』
そう言いながらもレイリーおじ様は私の頭を
撫で続ける。
えへっ。
いまの会話を見た通り、私とレイリーおじ様は…
まぁ…わかるよね？
そういうことよ。
はぁ。好きぃ。
･
私がレイリーおじ様キャッキャウフフしていると、
監視役の男が「18番!!次はお前だ。」そう言いながら
私の首に着いた鎖を力強く引っ張った。
ちっ。
鉄格子から出る際に周りを見渡すと
先程までいたはずのメイドさんと踊り子が
いなくなっていた…。
…売られちゃったんだ。
･
私はぐるっと後ろを振り返り、
見つめてきていた人魚ちゃんに口パクで
(助けるからね)
そう告げた。
人魚ちゃんに通じたかは分からない。
だけど、人魚ちゃんは俯き涙を流していた。
･
さぁ…久しぶりの
スポットライトへ。
行きますか。
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さよ - 鳥は歌い花は咲き誇る...サンズ？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: 8a9f06b049 (このIDを非表示/違反報告)
ミオピ(プロフ) - ぴのさん» そうですね…短編集にして出してみようか考えてみます。リクエストとか募集してみてもいいかもですね… (2019年10月7日 22時) (レス) id: e6f11384bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めっちゃ好きです。良ければR版もみたいな……なんて思ってます。もちろん作者様が18歳以下だったら無視して貰って構いません。 (2019年10月5日 10時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール - この作品好きです！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオピ | 作成日時：2019年9月13日 3時
