559話 蛇の君にネタばらし ページ9
ジャミルside
ｼﾞｬﾐﾙ｢は……嘘……？｣
スカラビア寮に現れたAの言葉に思考が停止する。
貴｢だから……ストーカーを炙り出すためにケイトに恋人の振りをしてもらったのよ……。｣
2度目の説明に、やっと頭が着いていく。
ユニーク魔法使って自分のものにしようだなんて考えていたのが馬鹿だった
貴｢だから…ごめんなさい疑ってしまって……｣
ｼﾞｬﾐﾙ｢………いや。別に構わない。
だがもし、次ストーカー被害にあったら俺が恋人役の代わりをしてやる。｣
カリムの件もあり守るのは得意だからな。
それに、こんな提案をしたのは、ケイト先輩が選ばれたことに少し腹が立ったからだ。
貴｢ありがとう。でも、貴方はカリムのお世話があるでしょ？
それに、恋人の役なんてできるの？｣
怪しむように俺を見るAを見て、頭にいい案が思いつき思わず口角が上がる。
ｼﾞｬﾐﾙ｢試してみるか？｣
貴｢え、｣
ぎゅっと手を握れば恥ずかしそうに顔を逸らすA
………可愛い。
だが、これだけじゃ許してやらない。
ｼﾞｬﾐﾙ｢もっと近くに来てくれ。｣
そのまま引き寄せその無防備な唇……の横に口付けた。
ｼﾞｬﾐﾙ｢ほら、な？俺にも出来るだろう。｣
途端に黙り込み俯くA
やりすぎたか……
少し反省しているとAが口を開く。
貴｢……やっぱジャミルに恋人役は無理……｣
ｼﾞｬﾐﾙ｢どうしてだ……｣
Aの言葉にショックを受けながらも、ゆっくりとその顔を覗き込めば、以外にも真っ赤になっていて瞳は少し潤んでいた。
貴｢だって……なんか恥ずかしいから無理……
恥ずかしくて死んでしまいそうよ……。｣
だなんて、可愛い……
ドキドキしてくれたと解釈していいんだな。
ｼﾞｬﾐﾙ｢まぁこれ以上はしないよ。｣
死なれても困るし。
ｼﾞｬﾐﾙ｢だが、もし次俺を騙そうものなら……
どうなっても知らないぞ……｣
ただの脅しかって？俺は本気だぞ。
俺は今すぐにでも、君を奪いたい。
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のん - すっごく面白かったです！ (2022年3月25日 19時) (
レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん！コメントありがとうございます！！更新頑張りますっ！！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください！ (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月26日 23時
