557話 クローバーの君にネタばらし ページ7
トレイside
用があると、ハーツラビュル寮にやってきたAを部屋に通す
ﾄﾚｲ｢とりあえずフルーツタルトを作ったからほら、｣
Aに紅茶とタルトを出して2人椅子に腰掛ける
貴｢ありがとう…。あの…話なんだけど…｣
紅茶をかき混ぜながら言いずらそうに口を開くAを察して話題に触れる。
ﾄﾚｲ｢ケイトの事だろ？｣
貴｢………やっぱり貴方、最初から全部知ってたのね。｣
ﾄﾚｲ｢ケイトがAと付き合うのならば、自分から言ってくるはずだからな。｣
ケイトの事ならまず態度でわかる。
だけどAはまだ納得いかない顔で、
貴｢……それだけじゃないでしょ。……私の寮付近に来ていたのも、ストーカーを捕まえようとしてくれていたんじゃない？｣
流石はA。変なところで勘がいい……
だがここは知らぬ顔でとぼける
ﾄﾚｲ｢まさか…。確かにあの話が嘘なのはすぐに分かったが、オクタヴィネル寮周辺にいたのはたまたまだよ。｣
貴｢…………たまたま……ねぇ…
やっぱりトレイは色々と難しいわ…貴方が分からない……。｣
不貞腐れるように頬に手を置くAを見て思わず笑みが零れる
ﾄﾚｲ｢ははっAはおかしな事を言うな
…俺は普通の男だよ。
でも、可愛いお前が、危険な目に遭わなくてよかった。｣
頭を撫でれば、懐かしむようにその手をそっと包まれる
貴｢……ほんとトレイってお兄ちゃんみたい……。｣
ﾄﾚｲ｢Aのお兄ちゃんになら、なってもいいな
いっぱい甘やかしてやるぞ？｣
まだ、兄ポジションも悪くないしな。
貴｢……甘やかされすぎて……太るわ……。｣
ﾄﾚｲ｢食べたらその分動けばいいだろ
運動なら沢山付き合ってやるぞ？｣
そう笑えば何故かAは俺から距離をとる
貴｢……何故かその言葉の裏側に怪しさを感じるわ……｣
まさか、運動の意味を履き違えられた？
ﾄﾚｲ｢待て、変な意味じゃないぞ……。｣
だけどAには意味がわからないようで、
貴｢ん、変な意味って何？｣
だよな……Aがそういう事を知っているわけもないし……。
ﾄﾚｲ｢え、それは……。いや、お前には早い。
ほら、紅茶が冷めるぞ。｣
知らなくていいよ。
時が来たら俺が教えてやるから……。
たっぷり…な。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
何故かトレイのすけべ！！な感じで終わらせました笑
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のん - すっごく面白かったです！ (2022年3月25日 19時) (
レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん！コメントありがとうございます！！更新頑張りますっ！！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください！ (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月26日 23時
