556話 ハートの君にネタばらし ページ6
エースside
突如Aさんに呼び出され例のものを手に待ち合わせ場所へ行けば彼女がそこにいた。
貴｢こんにちはエース｣
ｴ-ｽ｢Aさん…こんにちは！どうしたんすか？俺に用って｣
そう問えばAさんは申し訳なさそうに眉を下げる。
貴｢実は、あなたに謝りたくて……。｣
そしてAさんに聞かされたのはストーカーの話と恋人(仮)作戦の内容。
つまり、ケイト先輩とAさんが付き合っているって言うのは、嘘だったと。
ｴ-ｽ｢え、嘘？！酷いですよ！俺まで騙すなんて！！｣
貴｢言うじゃない、敵を騙すならまずは味方からって。｣
妖艶に微笑むAさん。そんなかわいい顔されたら怒るにも怒れないでしょうが！
ｴ-ｽ｢でも良かった〜……先越されたかと思いましたよ……｣
そんな中Aさんは妙に勘が鋭くて……
貴｢ところでその後ろに隠し持った瓶は何かしら。｣
……やべ……咄嗟にバレないようアレを隠すように恍ける
ｴ-ｽ｢なんの事ですか？｣
だけどAさんは確信しているようで、俺ににじりよってくる……
貴｢ちょっと、隠さないでみせなさい……｣
ｴ-ｽ｢っこれだけはダメです！！！｣
その瞬間飛び跳ねたAさんが俺に倒れ込んでくる。
貴｢っきゃ！！｣
Aさんに押し倒されるように地面に転がる。
その瞬間口の中に液体が入り込んだのを理解した。
ｴ-ｽ｢ｺﾞｸﾘ……あ……やべ………｣
咄嗟に目を瞑るも俺の瞳は既にAさんを捉えていて……。
貴｢…ごめんなさい…大丈夫？｣
心配するように顔にかかった残りの液体をハンカチで拭ってくれるAさん。
だけど、
あれ……なんの変化もない…。
もしかして…なんか作り方間違ってた……？
……いや、これは、元から俺、Aさんに惚れてるし変わんねぇんだわ。
ｴ-ｽ｢Aさん……少しだけ……このままでいさせて欲しいです……｣
何故か素直に言葉が出てきてAさんの背中に手を回した。
貴｢………どうしたの急に……。
ふふ…いいわよ。お詫びとして甘やかしてあげる……エース…｣
そう言って俺の背中に回るAさんの腕。
今日も俺のハートは、君の優しさに溶かされるんだ……。
…好きですよ……Aさん……。
いつか貴方のハートも奪いたい。
557話 クローバーの君にネタばらし→←555話 本当の自分を君に
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん - すっごく面白かったです！ (2022年3月25日 19時) (
レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん！コメントありがとうございます！！更新頑張りますっ！！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください！ (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月26日 23時
