565話 夜景に願いを ページ15
楽しい時は過ぎ、もうすぐ閉園時間。
最後にフロイドが、あれに乗りたいと指を指す。
係の人に案内され、小さな箱に入れられる
外から鍵をカチャリと締められる
それに一瞬焦ったが、フロイドがそういうものだと説明してくれた。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢Aってばおもしろ〜い！係の奴に威嚇してビビられてんの〜｣
貴｢し、仕方ないじゃない……！！また閉じ込められたのかと思ったのよ……｣
無知なことが今になって恥ずかしい……。
ﾌﾛｲﾄﾞ｢大丈夫……もしそんなことになっても、また、オレが助けてあげるから｣
そう。あの日学園で閉じ込められた時も、フロイドが助けてくれた。
貴｢……ありがとう……｣
そう言えば今日までに色んなことがあったわね……本当に。
過去を振り返りながら懐かしんでいるとフロイドが優しく私の頬を撫でる
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ねぇ。知ってる？てっぺんでキスするとずっと一緒にいられるんだって。｣
貴｢………フロイドは……ずっと一緒にいてくれるの？｣
不安げに聞けば彼は優しく笑う
ﾌﾛｲﾄﾞ｢当たり前じゃん。
だからしよ？キス…｣
その言葉が嬉しくて、少し恥ずかしくて、赤くなった顔を下に逸らす
貴｢うん…。｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ほら、もうすぐてっぺんだよ。｣
フロイドの手に顔を上げられお互い見つめ合う。
そして
chu……
頂上で重なる2人の影
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ずっと一緒にいようね。｣
貴｢うんっ！｣
……綺麗な夜景に願いをかける……
いつまでも一緒にいられますように
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のん - すっごく面白かったです！ (2022年3月25日 19時) (
レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん！コメントありがとうございます！！更新頑張りますっ！！ (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください！ (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月26日 23時
