【ツイステ】オクタヴィネルに愛される7《逆ハー》 (ページ38)

今日:7 hit、昨日:23 hit、合計:39,832 hit

338話幸せになる資格ページ38

デュースside

3人が入って来て直ぐに魔法で服を着替えたA先輩は俺を庇うように前に立った

貴｢これはこの間のお詫びよ。

デュースを責めないで。｣

その言葉に更に3人から殺気が放たれる

ｷﾞｨｨｨｨｨ嫌な音が鳴り響く

ﾌﾛｲﾄﾞ｢なんでサバちゃんのことそんな庇うの？｣

ｼﾞｪｲﾄﾞ｢もしかして、Aさんはデュースさんのことがお好きなのですか？｣

貴｢…今まで避けておいて突然何を言い出すかと思えば…。別に好きでいいでしょ。｣

ｱｽﾞ-ﾙ｢鈍い方ですね……本当…。｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢言うなら、番にしたいの？って聞いてんの。｣

貴｢番……か……。悪いけど私は生涯つがいを作る気は無いわ…。｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢え。なんで。｣

貴｢私には……幸せになる資格がないから。ふふ。｣

笑うAさんの心は泣いている気がした。

ﾌﾛｲﾄﾞ｢なにそれ資格って誰が決めたの｣

貴｢自分で決めた。あの人が泡になったあの日から……。｣

ﾌﾛｲﾄﾞ｢わけわかんね……。｣

貴｢分からなくていい。知らなくていい。

どうせ私にもう価値はない。

もう行きましょう。デュース……。｣

立ち尽くす僕の手を引いて部屋から出ようとする先輩

ｱｽﾞ-ﾙ｢Aさんっ！！！｣

先輩たちの声を無視して、そのままオクタヴィネル寮を後にした。