検索窓
今日:11 hit、昨日:9 hit、合計:51,332 hit

268話 光の君 ページ18

鏡舎に向かう為湖の横の道を通っていた時の事だった。



ふわりふわりと舞う小さな光



貴「綺麗………」



それはまるで星が降ってきたみたいで


そんな光と戯れるように踊る



貴「〜〜〜♪」


その時だった。何かの気配を感じ振り返ればそこには角が生えた背の高い男が立っていた。


フロイドより高い……。こんな人いたかしら……。


見たことないその男に声をかける



貴「何か用かしら」



?「すまない…綺麗な歌声だったものでつい。」



貴「ふふ…ありがとう」




?「所でなぜ女である君がこの学園に?」



貴「……あら、私の噂を知らないのかしら……?

裏口入学とか、媚びを売って入学した〜とか。前は酷い噂が広がっていたようだけれど…」



それを聞いて目を見開き笑う男



?「……まさか。君がAか」



貴「……?私を知っているの?」



?「あぁ。僕が1番会いたかった、人の子だ」



貴「私は貴方の事知らないけれど……名前は?」



マレウス「ふむ……君も僕の事を知らないのだな……。
僕の名はマレウス。マレウス・ドラコニア」



貴「マレウス……。あぁ、貴方がマレウスさんね。

……招待状持っていったのに居ないし、会議にも顔を出してくれなったディアソムニア寮の寮長さん。」



嫌味を込めて笑えばマレウスさんは困った顔した。



マレウス「そんな嫌味を言われたのは久しぶりだ。
僕が怖くないのか?A。」



ずいっと顔を近づけて覗き込むように問われる



貴「……怖い?何故?
私は貴方に何かされた訳でもないでしょう?
それなのになぜ怯えなくてはいけないの?
それとも脅えて欲しいのかしら。」


『それに、貴方こそ私が怖くないの?』



マレウスさんの襟をつかみ顔を寄せる


するとその整った顔が崩れ、


笑ったんだ。



マレウス「ふふ…はははっ……。…Aは面白いやつだな。昔から変わっていない……。」



貴「それは貶しているのかしら……。」



マレウス「まさか…。褒めているんだ…。

A。君が気に入った。また会いに来る」



そう微笑んで光とともに消えるマレウス。



皆から怖がられてるって言われていたけれど、話してみれば普通の人ね。


彼は少し私と似ている。

269話 お迎え→←267話 見透かされて



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒスイ(プロフ) - Kuroinaさん» kuroinaさん!コメントありがとうございます!そうなんですね!知識不足ですみません!!すぐ訂正してきます!教えて下さりありがとうございます! (2022年1月10日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
Kuroina(プロフ) - 楽しくここまでまで読ませていただいています。ちょっと修正してしていただきたい部分があります。273話下方の夢主のセリフで「私は王族とは〜」とあるのですが、カリムは大富豪である商家の息子であって王族ではないので修正していただけると嬉しいです。 (2022年1月10日 20時) (レス) @page24 id: ba37c1e30e (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 星さん» 星様!ありがとうございます!嬉しいコメを励みに頑張ります!! (2021年9月5日 14時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
- 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2021年9月5日 14時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年8月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。