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38話 おまじない ページ38

ジェイドside



Aさんの体の傷はまだまだ酷い状態で、


だけど魔法薬のお陰で傷は治りつつある。



貴「私の魔法で治せたらいいんだけど。」



ジェイド「ダメですよ。まだブロットの色が抜けてないんですから。」



貴「勿論使わないわ。
……大体私のあの魔法は私には使えないんだから。」



ジェイド「…え?」



貴「自分に対しては発動しないの。
人を助ける為だけにあるような魔法よ。痛みは治せないのが難点だけど。」


困ったように笑うAさん。



ジェイド「そうなんですね……」



全てにおいて、完璧無欠な魔法なんてないという事でしょう



ジェイド「ではなるべく痛くないようにしますので。」



貴「ふふ。ありがとう。お願いするわ」



Aさんの体に薬を塗っていく。


綺麗な白い肌、下着越しとは言え色々と目のやり場に困りますねぇ


大体男の前で簡単に服を脱ぐなんて、感心しません。

僕じゃなかったら襲われていたでしょう。


そして最後に背中に薬を塗るために髪を前によけると見える綺麗な首筋。


……これは……来るものがありますね。


薬を塗り終えると、そっと背中に口付けた。



貴「いった……ジェイド、貴方何したの……。」



ジェイド「別に。おまじないですよ。」



綺麗に付いた赤い印を指で撫でる



貴「?……そう。」


ジェイド「はい。終わりましたよ。」


貴「ありがとう。本当に助かるわ。」


そう微笑むAさん。
貴方は本当に罪な人だ。

39話 まるで天国のような→←37話 恥ずかしがり屋



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ヒスイ(プロフ) - 名無しさん» 感想ありがとうございます!嬉しいです(*^^*) (2022年9月5日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とっても面白かったです!!思わず、顔がにやけてしまいました! (2022年7月23日 18時) (レス) @page50 id: 47c8a79880 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年7月31日 0時

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