第193話 桜月よ永遠なれ ページ18
真選組を出たもののどうしようか悩んでいた。
誰かに…頼る?
みんな自分を頼ってくれとそう言ってくれた。だけど…やっぱり…
『…私は誰にも頼らない…。』
この問題は私1人だけで片付ける…。
ターミナルに着くと私は小型機を1つ借りた。
借りたと言っても許可はとってない。
つまり…盗んだ。それしか…桜月に行く方法はない。
私は小型機を操縦すると桜月星へと向かった
着いた星は人が住んでいるとは思えないほど何も無かった。
ただ1つ。大きな桜の木が私を待っていたかのように怪しく光っていた
貴「きっとここに…全ての答えがあるはず…」
私は黒蝶の皆を探す事にした。その時だった
?「誰か…助けて…」
私はその小さな声を聞き逃さなかった
夢で聞いた声と同じ…
貴「貴方が…呼んでいたのね…」
声の主は…5歳くらいの小さな女の子だった
少女「ママ…パパ…居なく…なっちゃった…」
その子はとても震えていて、私に気付き安心したかのように泣きついてきた
紫色の髪、黄色の目。誰かに…似ている…。
頭を撫でようとその子に触れた時頭の中に何かが見えた
少女「ママ…パパ…。どこに行くの?」
男「お前はもういらない…。」
そう言い冷たい目で見る男
少女「パパ…?いらないなんて言わないで…!!!」
女「気味が悪いのよ…!そんな目で私を見ないでッ!!!」
女は怯えたように少女を突き飛ばす
少女「気味が悪いなんて言わないで…ママ…!!!」
船から落ちた私を置いて2人は振り返りもせず空に消える
少女「行かないで!!まって!!置いていかないで!!!」
その声はもう誰にも届かない
いつの間にか私の目からは涙が出て少女を抱きしめていた
貴「辛かったね…もう大丈夫よ…。私が一緒に居てあげるから。」
優しくその子の頭を撫でる
その時どこからか足音がして私の後ろで止まった
?「やっぱり貴方は来てしまうんですね…。Aさん。」
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作者名:♪ヒスイ&みよ♪ | 作成日時:2017年3月29日 2時