【ツイステ】今日も片想い【フロイド】

25話 フロイドside ページ25

フロイドside




一人、部屋のベッドで今日の出来事を思い出していた。




階段の下でAが荷物庇って頭から血流してるのを見て焦った。




急いで魔法で治した。



だけど目覚めてくれなくて…




怖かった。このままもう目を覚まさないんじゃないかって…。




膝に乗せた君の横顔を見て罪悪感を感じた。



トド先輩と仲良さげに話すAがなんか嫌で、裏に回した。



そのせいで、寮のやつに盗撮された挙句、階段で……。




ﾌﾛｲﾄﾞ｢…ごめんね……。｣




顔を俯かせた時だった。




貴｢フロイド君……｣




ふわりと笑うA




ﾌﾛｲﾄﾞ｢！！！｣




起きたのかと思ったけど寝言だったみたいで…。



だけどその笑顔に、心から安心したんだ。




ﾌﾛｲﾄﾞ｢……なんの夢見てるの……？A…｣




優しく頭を撫でれば




貴｢…好き……｣




呟かれた言葉に胸がぎゅって絞められた気分になった……




今でも瞳を閉じれば、君の声が、笑顔が、瞼の裏に現れて。




全てが君で埋め尽くされるんだ。




ﾌﾛｲﾄﾞ｢A……｣



その影に手を伸ばすようにポツリとその名を呟いた。

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