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17話 ページ17

貴「ふ、ふ、ふ、フロイド君?!!」




恥ずかしさと驚きで飛び退く



フロイド「乙姫ちゃん急に倒れるし超焦った……。」



心配そうに眉を下げるフロイド君。申し訳ない……。




貴「ご、ごめんなさい……また迷惑を……。」




するとフロイド君は頭を横に振って私の後頭部を優しく撫でてくれる。




フロイド「…ううん。…てか、荷物庇うために頭ぶつけたでしょ」




貴「…だって…お店の大切なものですし……。」




そう言えばフロイド君はさらに顔を顰める。




フロイド「……もう二度とこんなことしないで。」




貴「……ごめんなさい……。」




また嫌われちゃったかな……。

 

そう目を逸らした瞬間、何故かフロイド君が頭を下げた





フロイド「オレもごめん……。」



貴「え?」



フロイド「ウチの寮生にきつい仕事させられてたでしょ。

オレらの監督不足……

ホントにごめん……。」




貴「いやいや、フロイド君は謝らないでください!

それに……フロイド君の足までお借りしてしまって……。」




フロイド「別にいいよ。おかげでサボれたし。」




なんて悪戯に笑ういつも通りの君を見て安心した。




貴「なら良かったです……いや良くないです……」




フロイド「とりあえず、賄い作らせてるから食べて。

乙姫ちゃん全然食べてないでしょ。
細っこいし。 」



貴「え!そんな、大丈夫です!!!」



倒れて迷惑かけた上にご飯まで頂くなんて……。


だけどフロイド君は引かない。



フロイド「ならオレが食べさせたげよっか?」



貴「え?!!自分で食べます!!!」


あ。嵌められた……。


フロイド「ふふ…いい子。なら俺少し出るから。
カニちゃんが持ってくると思うから待ってて。」


そう言って優しく微笑むフロイド君に射抜かれ抵抗するのを辞めた。


貴「え……あ、はい。ありがとうございました!!」



出ていったフロイド君の背中を見送る。



さっきまで切なかった心が、フロイド君の熱に溶かされるように暖かくなって



……幸せなんだ。

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ヒスイ(プロフ) - ぽてとさん» ぽてとさん!うわぁぁめちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます!!!これからも頑張りますね!!! (2021年11月26日 18時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - ヒスイさん» そうなんですね!では、更新頑張れぇーービビビビビ (2021年11月26日 16時) (レス) id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてと(プロフ) - いつも神作ありがとうございます!いつもいつも陰ながら応援させていただいておりました。ヒスイ様の更新を励みに頑張っております!更新速度も早くて本当に感激です。これからも更新を頑張ってください。以上です。 (2021年11月26日 7時) (レス) id: 332fdff4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - ぶるブルブルミちゃんさん» いやいや他の作者さんに比べたらまだまだです!!読者様の応援のおかげで書けています!!感謝です!! (2021年11月25日 23時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - ヒスイさん» ツイステの小説なんでそんなうまくかけるんですか (2021年11月25日 23時) (レス) id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年11月17日 12時

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