【鬼滅の刃】転生したら妹になってて辛い２【宇髄天元】【煉獄杏寿郎】

80話 そんな日常を(宇髄天元side) ページ30

家に帰ってきて。宇髄天元side



貴｢やばい麻酔切れてきためっちゃ痛い！！｣



お風呂をあがったAは床を転げ回りそうな勢いで悶絶している。



宇髄｢大丈夫かA。

ほら、デザート買ってきといたから食べて気、紛らわせるか？｣



貴｢あー！ありがとう！！
神様お兄様！！｣



なんて目をキラキラさせているA。


…この位のことしか出来ねぇからな。



貴｢いただきまーす！｣



パクパクと食べ進めていくAはまるで小動物のようで愛らしい。



しかも口の横にクリームつけてるし…。



宇髄｢ここ、クリームついてる。｣



指を指して教えるも全然分からないようで、



貴｢ん、？ど、どこ。｣



宇髄｢ここだ。｣



指で掬ってペロッと舐めとった。


ホント子供見たいだ。



宇髄｢美味しいな。｣



こんな幸せな日常は後１ヶ月もしない内に終わる。



嗚呼、もっと一緒に笑ったり、泣いたり、色んなことをすればよかった。



なんて今更考えてしまう。全部遅すぎたんだ。



いや。今からでも遅くない。できるだけ叶えよう。



Aにしたかった事を、Aがしたかった事を。


兄妹として。

81話 優しい嘘(宇髄天元side)→←79話 背中を押されて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す