【鬼滅の刃】君がため《短編集》2

時透無一郎 時透有一郎『双子から愛されてます』 ページ1

それは、数ヶ月前のことだった。


時透兄弟が鬼に襲われている時、偶然近くを通りかかった私が助けた。




二人共重症で、有一朗君の方なんて、もう少しでも遅かったら確実に死んでいたってお医者様から聞いてドキリとした。




だがどうやら二人共剣士の才能があるみたいだったから、



あまね様の命令で私が師範として、2人が継子になった。





なんだけど…。





無「Aは僕と一緒に寝るのー」



有「だめだ。こればかりは譲れない。Aは俺と寝る」





なんかすごい懐かれた。





私を取り合い抱きついてくる双子…。かわいい。





貴「みんなで寝たらいいじゃない」





私のその一言で解決した。…のだが…




貴「暑い…」



左右にベッタリとくっついてくる時透兄弟。




可愛いんだけど…超暑い…。


なんて事を考えていると無一郎君がパチリと目を開けた




無「ん…A起きてる…。」




無一郎君はまだ眠そうに瞼を擦っている




貴「あ…ごめん起こしちゃった？」




無「ううん…。少し暑くて…」



やっぱり？！！



無「ねぇAは兄さんの事どう思う？」



なんて急な質問。寝てるからこそ聞いてるのかな？



鬼殺隊剣士としての？



貴「んー、有一朗君はね、少し剣筋が荒い気がする。

だけど、真っ直ぐで、有一朗っぽいなって思う。

この間なんて、論破されて若干泣けた…」





無「そうじゃないんだけどまぁいいや、。

でもね、兄さんはあんなだけど、Aの事が大好きなんだよ。まぁ、僕には及ばないけど…。」



なんて腕をぎゅっと掴んでゆっくりと眠ってしまった。



と同時に有一朗君が目を覚ます。



有「…暑い…。」



貴「あ、起きちゃった。」



うるさかったかな？

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