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朧『勇気』2 ページ5

数日後



部屋の前を通りかかった時少しだけ襖が開いていて中が覗けた


中にはAが座っていた


だが、いつも…優しい笑顔のAの顔が曇っていた…



そして…目から涙が零れ頬を濡らした



私は襖を開けAを抱きしめた



朧「どうしたのですか…A様…」



Aは静かに口を開いた



貴「お兄様…私…結婚することになったの…」



朧「結婚…?何故」



貴「お父様は私を守る為だって…でも…私…嫌です…」



彼女はまだ20歳にもなっていないにも関わらず、その相手は60歳を過ぎた年寄りだ



その時私の中で黒い何かが囁いた



Aが他の者の手に渡るくらいなら…私だけのものに…殺シテシマエバイイ



気がつくと私は刀でAの胸を刺していた



貴「お…お兄…様…」



苦しそうな顔をして涙を流すと私の胸の中で動かなくなった



その日から私は姿を消した。Aの遺体と共に…




フッ…殺したら私だけのAになった



何とも言えない優越感に浸った…と同時に後悔に襲われた



あの優しい笑顔でこちらを見ることも無い…



ただ目を見開いて痛みに歪む辛い顔だ…



貴「お兄様!大好きです!!」



そういって抱き着いてくるAもいない



『朧…』そう名前さえ呼んでもらえない



なぜ殺してしまったんだ



私に貴方を守る勇気があったのなら…。



朧「A…。ずっと愛している…」



握りしめた刀を貴方を殺してしまったこの刀で私も…逝きます…



その男は壊すことが出来ても、守ることは出来ない



2人は紅く染まり寄り添う様にいつまでも


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

貴「なんでシリアスにしちゃうのよー!!!」

朧「作者はひねくれている為死ネタシリアスが好きらしい」

貴「朧だって男なら奪いなさいよ!結婚式場とかに乗り込んで2人で駆け落ちしなさいよー!」

朧「実はその話別作で考えてるらしいぞ」

貴「え?まじでか!楽しみにしててね!」

朧「お気に入り評価コメントよろしく頼む」

坂田銀時『暖かい』→←朧『勇気』



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ヒスイ(プロフ) - こかさいだーさん» 沢山のお気に入りありがとうございます!通知音が幸せでした!嵐の夜には長編なりそうですので、別作(小説)としてつくろうかな?と思います!気長に待ってくださると助かります!ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月21日 1時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
こかさいだー(プロフ) - お気に入り失礼します!個人的に(嵐の夜にめっちゃ気になるので続きお願いします!(コメントしたのがこっちですいません・・・)これからも応援してます! (2020年5月20日 20時) (レス) id: 547b12db08 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - アイさん» 斉藤終完成致しました!短くなってしまいました!申し訳ございません! (2019年5月26日 18時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 肉さん» 河上万斉完成致しました! (2019年5月26日 18時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - アイさん» リクエストありがとうございます!かしこまりました!しばらくお待ちください! (2019年5月16日 0時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作成日時:2018年12月1日 18時

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