【銀魂】君が好き2《短編集》

山崎退『約束』 ページ24

山崎退『約束』貴方side


貴『ふぅ。落ち着け私…。』


潜入捜査で正体がバレて逃走している


手のひらでほっぺたに触れる


山崎｢何してるの？｣


貴『退…。こうやってほっぺたに手を当てると落ち着くの』


山崎｢そうなんだ！！覚えとこ！｣


貴『早く宅所に戻らなきゃ！！』


風を切る音が聞こえた


貴『？！！え…？』


ナニガオキタノ？退が斬られた！！


貴『いやぁァァァァ！！！！』


私は退を抱き抱えると物陰に身を潜める


貴『さ…退…！！！しっかりしてよ…？！』


私のほっぺたに退の手が触れる


その手に涙がこぼれる


山崎｢A…落ち着いて。君が今するべき事は何？
真選組に行ってみんなに知らせて…｣


貴『！！！！それじゃあ退が！！！』


山崎｢俺が君を置いて死ぬと思う？｣


退…その言葉…信じていいの…？


貴『きっと…必ずよ？絶対生きて…。』


そして私は退を置いて宅所へと走った


仲間を引き連れ退の元へと急いだ


出血が多くて危険な状態だ！


退は運ばれていった
................................................................................

貴『ごめん…ごめんなさい。退…。』


え？退が死んだって？な訳ないじゃん


だって約束したもんね？


山崎｢ちょ…俺が死んだみたいに言わないでよ！笑｣


そう…ちゃんと生きてるよ？


でもね変わった事があるの…


え？退が後遺症患ったとか記憶障害起こしたとか？いやいや違うよ


変わった事…それは私の名前！

私は山崎…A！！

――――――――――――――――――――――――――
貴｢事件とかが原因で結婚か…よくあるな｣

山崎｢それにしてもほっぺたで落ち着くなんて可愛いです///
コメント評価してくれますよね？
お気に入り登録は絶対だよ？｣

桂小太郎『記憶喪失』→←山崎退『大切な』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す